...住職の勤惰を直接に教正に報道するの権あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...思惟が直接に「利害関係によって動かされる」ことには限らない(マンハイムによればマルクス主義的イデオロギー観は之だという)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...直接には行なわれないで...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...日本の文字で直接に読み...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...この誤りが直接に感覚から由来するのか...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私共が若い時に直接に侮辱(ぶじょく)軽蔑(けいべつ)を受けたのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...或はモーゼの法律は直接にハムムラビ法典を継受したものであるといい(直接継受説)...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そこの庭園から丁度露台へ上るような工合にして直接にその家の二階へ通じているらしい...
堀辰雄 「あいびき」
...抽象的な存在になった人間はもはや環境と直接に融合して生きることができず...
三木清 「人生論ノート」
...我々は直接に物と合一する...
三木清 「認識論」
...」「お母さまがおじさまに直接に...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...わたくしは他年抽斎が直接に交通すべき人物に限って観察することとしたい...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そうしてものそのものを直接に見ねばなりません...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...役目が上納係といって農民と直接に交渉をもつ部署であり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...田舎の出米(でまい)の相場を直接に聞くようになったために電話の忙がしさは数倍に達した...
夢野久作 「鉄鎚」
...(下略)▼右に関する精神科学的観察この事件は著者(正木)自身が直接に調査したるものに非(あら)ざるを以て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自ら直接に皇室に接することのできる人々は別である...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...せめて直接に逢っている者にでも愉快な感じを与えるようにしたらどうだ...
和辻哲郎 「孔子」
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