...しかし親思いで素直な心を持って生まれた君は...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ある正直な男に無名の篤志家(とくしか)からほどこし物をもらってやったり...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...ただ讀者の素直な心情を待つばかりであります...
太宰治 「『富嶽百景』序」
...奥さんはあんな正直な方で...
谷崎潤一郎 「途上」
...ルクレチウスは正直な態度で Thus easier 'tisto hold that many things have primal bodies in common(as we see the single letters common to many words)than aught exists without its origin. と言っている...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...正直な読者によって割引きされる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...真正直な理屈を主張することもあり...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...市民的に尊大な威圧的な堂々たる率直な作法を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間らしい正直な骨折りをきらって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...諸君の恵みであり誇りである愛すべき正直なる者...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は正直な男と言えるのです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僕のような愚直なものにはとてもアノ真似は出来ない」「誰にも出来ない」「奴の事だからさぞ得意でいるだろうネ」「得意も宜いけれども...
二葉亭四迷 「浮雲」
...素直なる作家の痛ましき生活記録的の作品に出遇ふと大概の場合に痛く胸を打たれ...
牧野信一 「「樫の芽生え」を読みて」
...勿論その大工は正直な男ではありますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ただその父がおそろしく剛直な古武士的な人間だつたために...
三好十郎 「肌の匂い」
...わたしの振舞やわたしの率直な交際が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ところで王侯ほど真実率直な戒告を必要とする境遇はあるまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...素直なむすめのやや恟々(おどおど)している眸を見ると...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索