...御脇差を御直々に...
江見水蔭 「備前天一坊」
...即ちトロツキーが直々にオルグした部分を...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「ファシズムとは何か」
...御案内の通り権現様お直々に賜わりました品ゆえに...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...フルシチョフが直々にラゴーフとチェルパスを訪問したという噂が立った...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...直々にお下渡しになり...
太宰治 「右大臣実朝」
...人を使うことも、人を信ずることもかなり厳密なこの大家の主人が、直々に、初対面といってよい与八に対して、こんな言葉を下し置かれるというのは、かなり異例であるということを与八はよく呑込んではいないで、どういうわけかこの主人が、自分に対して特別、好意を持っていてくれるということはよく分るのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...否定された信仰者はあえて動揺もしないで、直々に受取って、「わからないでする信心が本当の信心で、わかってする信心は本当の信心じゃないって、伝道師さんがおっしゃいました」「そんなことがあるものですか」信仰者が、逆らわずに補綴(ほてい)を加えようとするのを、懐疑者は立ちどころにハネ飛ばして、「そんなばかなことがあるものですか、わからないで何の信心ができますか、物の道理がわかって、はじめて信心をする気になるのでしょう、わからないものを信ぜよと言って、信ずることができますか」「いいえ、お嬢様、そこのところが……そこのところが、その何なんです……」何か相当の拠(よ)りどころはあるらしいが、口に上せてはっきりと補うことができない、そこに信仰者の悶(もだ)えがありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...家康公から直々に頂戴した御朱印(ごしゆいん)だ」「それだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御目付椎名(しひな)近江守樣直々に御檢分のことと相成つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が直々に聽いた話ではないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日は直々にやつて來たんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先生お直々に教へていたゞいたのである...
平山千代子 「転校」
...ヒューバート医師が直々に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...この上は漢中王へ直々に救いを仰ぐしかないと決意したからである...
吉川英治 「三国志」
...ただ「法親王ノ宮へお直々に」とのみいって風の如く立ち去ったのも...
吉川英治 「私本太平記」
...宋朝の天子へ直々に訴え出ましょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...身が直々に会おう』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...直々にいわせようと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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