...後続の僚艦四隻に直々...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...直々(じきじき)に大先生とのみお手合せを願って来た...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を使うことも、人を信ずることもかなり厳密なこの大家の主人が、直々に、初対面といってよい与八に対して、こんな言葉を下し置かれるというのは、かなり異例であるということを与八はよく呑込んではいないで、どういうわけかこの主人が、自分に対して特別、好意を持っていてくれるということはよく分るのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「拙者が直々(じきじき)に参るのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...若年寄直々の指令を受けなければ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...朝倉石見守様へ直々のお頼みで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父上様直々のお言葉がないうちは――」「どうしても強情を張る気か」「…………」「仕方があるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先刻藤井樣が直々御見えになつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殿樣か御用人樣直々の御指圖がなければ開けてならないことになつて居る」「若殿樣の御指圖があれば?」「飛んでもない」門番の老爺は頑固(ぐわんこ)らしく首を振るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「予が直々(じきじき)逢ってつかわす」水野越前守には...
野村胡堂 「礫心中」
...常盤殿直々(じきじき)に...
吉川英治 「私本太平記」
...両探題直々ならば...
吉川英治 「私本太平記」
...足利殿直々(じきじき)ならではと...
吉川英治 「私本太平記」
...つぶさなことはなお新七より直々(じきじき)お聴取りを仰ぎます...
吉川英治 「新書太閤記」
...直々(じきじき)にこう告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...王大将ノ宮から直々の試問をうけても...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蔡(さい)大臣直々(じきじき)のご厳達ときていやがる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――まして当代の人格者塙(はなわ)老先生の指導を直々(じきじき)にうけた門人ならば...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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