...その人から直々言葉を懸けられ...
海野十三 「深夜の市長」
...余(よ)が直々(じきじき)筆をふるって書いておいた」なるほど...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...はじめて行われたという将軍直々(じきじき)の免職で...
中里介山 「大菩薩峠」
...若年寄直々の指令を受けなければ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御目付椎名(しひな)近江守樣直々に御檢分のことと相成つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先生お直々に教へていたゞいたのである...
平山千代子 「転校」
...ブランク社長が直々に指示され...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...直々(じきじき)...
吉川英治 「三国志」
...直々のお訴えを披瀝(ひれき)して...
吉川英治 「私本太平記」
...彼もかつては、一味の“文談会”にも顔を見せ、早くから宮中における、北条討伐の秘謀を知悉(ちしつ)していた一人だが、その章房が、先ごろ、「事、余りにも、御無謀にすぎましょう」と、みかどへ直々に、諫言(かんげん)したものである...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ「法親王ノ宮へお直々に」とのみいって風の如く立ち去ったのも...
吉川英治 「私本太平記」
...気強う思うぞ」直々(じきじき)のお声だ...
吉川英治 「私本太平記」
...足利殿直々(じきじき)ならではと...
吉川英治 「私本太平記」
...――やはり正成に直々(じきじき)会う機会を得るまでは――と...
吉川英治 「私本太平記」
...後醍醐朝廷直々(じきじき)の綸旨(りんじ)によってと号しており...
吉川英治 「私本太平記」
...直々(じきじき)に状を持たせて使いをよこすなどは極めて稀れなことである...
吉川英治 「新書太閤記」
...直々(じきじき)にこう告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...直々(じきじき)におわたし申しあげたいと...
吉川英治 「親鸞」
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