...しかし大体(だいたい)の目鼻だちは美しいと言っても差支えない...
芥川龍之介 「おしの」
...目鼻だちの正しい老人の顔は永遠の冷笑を浮かべている...
芥川龍之介 「不思議な島」
...色白のぱちりとした目鼻だち...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...父にいわせますと目鼻だちだけならこのくらいの美人は少くないけれども...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...美しいと云われる目鼻だちを見きわめようとしたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その目鼻だちへ燈火のあかりがほんのり当るようにした...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...目鼻だちは窺(うかゞ)うよしもなく...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ひどく目鼻だちのはっきりしない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...目鼻だちはまづくもあるまじけれど...
樋口一葉 「ゆく雲」
...目鼻だちはきり/\と利口らしけれど何(いか)にも脊の低くければ人嘲けりて仇名はつけゝる...
樋口一葉 「わかれ道」
...私は彼女の顏付や目鼻だちに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼の顔の目鼻だちは見分けることができなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...一人一人の人間らしい目鼻だちの活躍する以前の状態におかれているのであると見える...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...「――おつや」ふしぎに目鼻だちははっきりしない...
山本周五郎 「夕靄の中」
...そうだ、その風俗といい、目鼻だちも、越後の女に特有な美があった...
吉川英治 「上杉謙信」
...目鼻だちがよいとか...
吉川英治 「新書太閤記」
...目鼻だちはほっそりと優しく...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索