...彼女は目高な人で、いつも高級ブランドの服を着ている...
...目高に物を見ると、本当に良いものが見つかるかもしれない...
...目高な価格設定が原因で、その店舗は閉店に追い込まれた...
...彼は目高く夢を語ったが、実現するには遠すぎるように思えた...
...この商品は目高い値段がついているが、その分の価値はある...
...糊沢山(のりだくさん)の折目高...
泉鏡花 「悪獣篇」
...涙も水洟も目高(めだか)の泳いでゐる淡水(まみづ)のやうに味が無かつた...
薄田泣菫 「茶話」
...・山ふところの啼かない鳥の二羽で・このみちどこへゆくふかう落葉しておぢいさんも山ゆきすがたのぬく/\として日のあたる家からみんな山ゆきすがたで・茨の実はぬくい日ざしのほうけすゝき・なんとなく春めいて目高のあそびも・藪柑子...
種田山頭火 「其中日記」
...目高が幾疋となく泳いでゐた...
田山録弥 「百日紅」
...目高(めだか)ぐらいの魚が一尾二十五円もするのである...
寺田寅彦 「試験管」
...「目高はおよぐたまり水目高はくぐる網の目も...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...底に目高の遊ぶのも數へられるほどに澄んで居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目高(めだか)がつッつきゃしないかしら――「ねえおまっちゃん...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...あんなところに目高がゐるよ...
原民喜 「焔」
...黒羽二重の紋服に仙台平の袴を折目高く一着に及んだ...
久生十蘭 「魔都」
...いつも目高魚(めだか)や...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...瀬すじの優しいところに列(なら)んだ目高が二人の話声が水面に落ちるころには...
室生犀星 「童話」
...こんな瘠せた銹(さ)び釘みたいなやつは目高の屑みたいだ...
室生犀星 「渚」
...」「この頃目高の数がだいぶ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...目高はちんちくりんで間に合わないし...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...冬場は目高一尾だって売れはしないんだ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...乃至は何代目高尾の櫛(くし)笄(こうがい)...
山本笑月 「明治世相百話」
...友禅模様に白エプロンの結び目高やかに右往左往している...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索