...彼女は目高な人で、いつも高級ブランドの服を着ている...
...目高に物を見ると、本当に良いものが見つかるかもしれない...
...目高な価格設定が原因で、その店舗は閉店に追い込まれた...
...彼は目高く夢を語ったが、実現するには遠すぎるように思えた...
...この商品は目高い値段がついているが、その分の価値はある...
...糊沢山(のりだくさん)の折目高...
泉鏡花 「悪獣篇」
...涙も水洟も目高(めだか)の泳いでゐる淡水(まみづ)のやうに味が無かつた...
薄田泣菫 「茶話」
...目高が幾疋となく泳いでゐた...
田山録弥 「百日紅」
...緋目高(ひめだか)が二匹静かに浮いていた...
豊島与志雄 「反抗」
...周平は目高から眼を離して...
豊島与志雄 「反抗」
...何か入組んだことでもあるのじゃありませんか」折目高(おりめだか)に袴を穿いた...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...そのとき僕は縁のすぐ下まで水が上つてきてゐるのにおもしろがつて縁側から小さな網で目高を追つてゐたことを覺えてゐる...
堀辰雄 「春淺き日に」
...そして、かすかに眼蓋を開くと、あしもとの小川の水は眼ばゆく照り映えて、空のやうに澄んだ水底には、水カマキリやヤゴが物憂気に逼ひまはり、目高が飛び交ひ、アメンボウが水の表面を長い脚で可笑しく歩いてゐるのだ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...人蔘いろに群れてゐる目高...
正岡容 「下町歳事記」
...瀬すじの優しいところに列(なら)んだ目高が二人の話声が水面に落ちるころには...
室生犀星 「童話」
...こんな瘠せた銹(さ)び釘みたいなやつは目高の屑みたいだ...
室生犀星 「渚」
...それが池の沖へ向ってちょろちょろ目高(めだか)のように走ってゆくさまや...
室生犀星 「不思議な国の話」
...目高の尾というものは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...目高を呑みこんだり吐き出したりしていればいいよ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...目高も可哀そうだ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...玉石の敷かれたあひだを喜んで上る目高が...
室生犀星 「名園の落水」
...友禅模様に白エプロンの結び目高やかに右往左往している...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...」緋目高(ひめだか)鉢のなかの活溌(くわつぱつ)な緋目高(ひめだか)よ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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