...たとえ雅号のようなものでもが自己本来の個有なものに目醒めて来なければなりません...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...――いまや目醒めて泣いているか? 彼女はなるほどヘンリイ八世の娘だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...わたしは答えられた質問に――自然と白昼の光りとに目醒めた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...他人をも目醒めさせんとする人です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...寢床の中で目醒めた時...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...私は死の夢からげらげらと目醒めた...
牧野信一 「剥製」
...そしてその誤りを負(しょ)い込んでも一向それに目醒めない不覚を憐れに感ずる...
牧野富太郎 「植物記」
...あしたの目醒めが楽しかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...そして本統に静かな悲しみが目醒めて来るのもその時であろう...
松永延造 「職工と微笑」
...諭吉の「新女大学」はそういう世代の生活の新鮮なモラルの目醒めに呼びかけたものでもあったのだと思う...
宮本百合子 「家庭と学生」
...全く私の感覚の中に目醒めるようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...けさはいかがお目醒めでした? ゆうべはよくおよりましたか? いいお天気ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう夢から目醒めると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...次の朝(あした)目醒めし時は...
森鴎外 「舞姫」
...一時に目醒めて来はしまいか……そうしたらドンナ風に御介抱申上げようかと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...日本精神に目醒めよの聲を...
吉川英治 「折々の記」
...少年はぐッすり寝こんでいて目醒めもしない...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし疾(と)うに目醒めていることは確実である...
吉川英治 「新書太閤記」
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