例文・使い方一覧でみる「目配せ」の意味

...」七「その、河野へ行くに就いてだが、」と主税は何か、言淀んで、「何は、」お蔦に目配せ、「茶はないのか...
泉鏡花「婦系図」

...以上――でいいですね」すみれ嬢が川北老に目配せをしたので... 以上――でいいですね」すみれ嬢が川北老に目配せをしたのでの読み方
海野十三「鞄らしくない鞄」

...そしてお話を伺いましょう」長谷戸検事は警官に目配せして... そしてお話を伺いましょう」長谷戸検事は警官に目配せしての読み方
海野十三「地獄の使者」

...ちらとずるそうに目配せをして見せた... ちらとずるそうに目配せをして見せたの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「妻」

...何かしきりに少女たちと目配せを交わしていた... 何かしきりに少女たちと目配せを交わしていたの読み方
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...」看護婦が意味の分らない目配せを私の方にして... 」看護婦が意味の分らない目配せを私の方にしての読み方
豊島与志雄「好意」

...兄の目配せに気づかないふうを装（よそお）っていた... 兄の目配せに気づかないふうを装っていたの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...二人は目配せをしあったり... 二人は目配せをしあったりの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...小賢しげな目配せをした... 小賢しげな目配せをしたの読み方
豊島与志雄「自由人」

...静葉の目配せを受けると... 静葉の目配せを受けるとの読み方
豊島与志雄「別れの辞」

...二人はちらと互に目配せして... 二人はちらと互に目配せしての読み方
トルストイ米川正夫訳「クロイツェル・ソナタ」

...小太郎が、八郎太に（斬りましょうか）と、目配せをした... 小太郎が、八郎太にと、目配せをしたの読み方
直木三十五「南国太平記」

...母がそれを目配せして止めた... 母がそれを目配せして止めたの読み方
中原中也「その頃の生活」

...それ」貫兵衛が目配せすると... それ」貫兵衛が目配せするとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「親分」八五郎は樣子を覺（さと）つて目配せしました... 「親分」八五郎は樣子を覺つて目配せしましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...一つの眼で何か目配せをしたように見えた... 一つの眼で何か目配せをしたように見えたの読み方
プーシキン　Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...わたしはマチアに目配せをして... わたしはマチアに目配せをしての読み方
マロ　Malot 楠山正雄訳「家なき子」

...それらには恐怖の疑似親密感(*5-8)が――私をして北から北東に広がる忌まわしい不毛の大地に向かってこっそりおずおずと目配せさせる何かがあった...
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「時間からの影」

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