...以後は澄見に目通り無用と達し候へと仰せられ候...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...天皇にお目通りをおさせになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...決してお目通りへ出て来るやうな事はございません...
薄田泣菫 「茶話」
...その傷口が乾上(ひあが)ってから始めてお目通りを許されてみると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...お目通りをお許し下さいませ」その時衣ずれのおとが急に止んだので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...目通りのあたりから切り折られてしまった坊主船は...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで殿様にお目通り仰せつけられるようで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お目通りさせます...
火野葦平 「花と龍」
...「阿賀妻さまお目通りでございまして...
本庄陸男 「石狩川」
...「お召でござりますか――」と裃(かみしも)の折目通りに手をつかえた...
吉川英治 「剣難女難」
...お目通りに伺うものではない...
吉川英治 「剣の四君子」
...そのほか十騎ばかりの」「ならば門をあけてやれ」「お目通りへ請(しょう)じてもよろしゅうございましょうか」「む...
吉川英治 「私本太平記」
...――折よく閑院ノ権大納言さまにお目通りを得...
吉川英治 「私本太平記」
...石山本願寺の使僧がさっきから密(ひそ)かに目通りを乞うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...――で、岐阜以来、登城も目通りも、直臣の格に扱われていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...どいつでも目通りへ罷(まか)り出ろ」「うへっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...暫時(ざんじ)の間、お目通りを、おゆるし下さいましょうか』と、云う者がある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...十「で……お目通りはなりかねるが...
吉川英治 「親鸞」
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