...』そこで女王は王をさんざん辱めて目通りを却けた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...何卒(どうぞ)お目通りを...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...この間も、御目通りをして、『三兵答古知幾(さんぺいとうこちき)』を拝借して退って来ると、御座敷番の貴島太郎兵衛が、何を持っているか――突きつけてやると、又、重豪公の二の舞を、何故、貴公達諫めんかと、こうじゃ」「斉彬公を外国方にしようとする幕府の方針を、彼奴らは、木曾川治水で、金を費わされたのと同じに見ている、調所さえ、そうじゃものなあ」小太郎は、顔を、心もち赤くして、静かにいった...
直木三十五 「南国太平記」
...「さきほどは伯母が上りましてお目通りを致しました」「あ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この北と申す姪(めい)が御目通りいたしたいと申します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...向いまして上(うえ)さんとこんど初めてのお目通りでござんす...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...お目通りさせます...
火野葦平 「花と龍」
...西洋手品の恰好でお目通りの調合はこれまた鮮やか...
山本笑月 「明治世相百話」
...目通りはならん...
吉川英治 「三国志」
...曹操に目通りすることができた...
吉川英治 「三国志」
...家康へ目通りを乞い...
吉川英治 「新書太閤記」
...それがしにも目通りを許さず...
吉川英治 「新書太閤記」
...お目通りいたさせたく思いますが」「よいとも...
吉川英治 「新書太閤記」
...目通りを得させ、用いてやる」と、かれの乞いをも容(い)れたが、千草大学は、氏郷がむかえに行っても、「いやだ」といって、どうしても、秀吉の前へ出なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...お目通りはかないませぬ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...目通りに出ると面(おもて)をおかして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...目通りのかなった歓びなど...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...目通りはならんっ...
吉川英治 「源頼朝」
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