...正真正銘の騎士らしいいでたちで恋人に目通りするために...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...改めてその方に御目通りゆるされるぞ」「うへえ――」半田屋九兵衛思わず畳へ額をすり付けた...
江見水蔭 「備前天一坊」
...お目通りをお許し下さいませ」その時衣ずれのおとが急に止んだので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...油障子の下に久々にて御目通り...
直木三十五 「南国太平記」
...何よりもまず衣服を改めて殿に御目通りを願うと...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...此方から行つてお目通りを願ふとしようか」平次は氣輕に立つて階下へ降りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すぐにお目通りなさると侍女が言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その言葉に「竜之助様にお目通りを願ひたう存じまして」とあるが...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...三つ目通りの元徳稲荷の縁日を振らついた...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...「お召でござりますか――」と裃(かみしも)の折目通りに手をつかえた...
吉川英治 「剣難女難」
...初めてお目通りを得ました新九郎も...
吉川英治 「剣難女難」
...大王にお目通りして...
吉川英治 「三国志」
...お目通りした覚えがありまする...
吉川英治 「私本太平記」
...そっと信長にも目通りして...
吉川英治 「新書太閤記」
...十「で……お目通りはなりかねるが...
吉川英治 「親鸞」
...……早馬とは」「すぐお目通りいたして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「初めてお目通りを得ます...
吉川英治 「源頼朝」
...わしの目通りへ出すのだ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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