...改めてお目通りという様な形式に囚(とら)われた挨拶(あいさつ)の後...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...「お目通りがかなひましたら...
薄田泣菫 「茶話」
...幹(みき)の太(ふと)さは目通り一尺五寸六分になりました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あたりの立木がみんな目通りの高さからぽきぽき折り倒され...
永井隆 「長崎の鐘」
...目通り何尺、高さ何丈という大木に火のついたほど始末に困るものはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...直(じか)にお目通りを致さねば申し上げられないことなのだそうでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...目通りのあたりから切り折られてしまった坊主船は...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度はじめてのお目通りでござんす...
中里介山 「大菩薩峠」
...この北と申す姪(めひ)が御目通りいたしたいと申します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これから諸君のお目通りまで呼び出すことにいたします...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...すぐにお目通りなさると侍女が言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...殿へお目通りの上...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...お目通りの機会をつくる――と...
吉川英治 「大岡越前」
...「お召でござりますか――」と裃(かみしも)の折目通りに手をつかえた...
吉川英治 「剣難女難」
...すぐお目通りを給りたい」と...
吉川英治 「私本太平記」
...石山本願寺の使僧がさっきから密(ひそ)かに目通りを乞うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...――で、岐阜以来、登城も目通りも、直臣の格に扱われていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「初めてお目通りを得ます...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??