...それが既に光の消えた状態にあった場合にはそれによって再び新生命に目覚めるということはできないことになっている...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...あんずの花が目覚めるように咲いた百姓屋の背景に...
板倉勝宣 「春の槍から帰って」
...床のなかにひとり目覚めると...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...そんなに早く彼が酔後の熟眠から目覚めることは従来の習慣上なかったのであるが...
海野十三 「地球発狂事件」
...食堂でうたたねをして、ふと目覚めると、自分はもとの五十歳の中年商人に戻っていたのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...朝目覚めるときも...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...第六講 因縁に目覚める無ク二無明モ一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...その苦の真理に目覚めることこそ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ほんとうの人生に目覚める第一歩なのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...にわかに目覚める気勢(けはい)がした...
徳田秋声 「爛」
...遅く目覚める人達は戸にあたる風と轍(わだち)との音によつて...
中原中也 「山羊の歌」
...父ジョゼフが目覚める迄に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...誰もほつと一息ついて痛ましい詩の恍惚境から目覚めるの感があるであらう...
野口米次郎 「能楽論」
...いまは己は目覚める...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...このような急な病気から目覚めるのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...社会の惰眠は目覚めることなくして終るであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...女子が機械性から人間性に目覚めることです...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...若葉の色が少しく旅に疲れた私の心を目覚めるやうに引立てた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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