...彼の寝室における異様な物音によって目覚めたという一事であった...
海野十三 「地球発狂事件」
...目覚めこそしないが...
海野十三 「蠅男」
...お目覚めなのかい?」と云った...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...身体の奥の方で何かが目覚めてくる...
田畑修一郎 「石ころ路」
...青年の頃の性の目覚めを...
田山録弥 「ある日」
...目覚めた町の物音が...
徳田秋声 「あらくれ」
...目覚めてるあいだじゅう私につきまとい...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...ようやくその迷妄から目覚める人が出てきた...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...そういう国家意識に目覚めた科学が必要であるという論旨のようであった...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...16世紀のはじめに日本医学は無気力から目覚め...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...誰もほつと一息ついて痛ましい詩の恍惚境から目覚めるの感があるであらう...
野口米次郎 「能楽論」
...と言うのか」平次の職業意識は目覚めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...当時住んでいたアールズ・コート・ロードの冷たい歩道の上で目覚めてショックを受けてから早や一年以上経った...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...しかして余は夢より目覚めぬ...
堀辰雄 「鳥料理」
...数人の目覚めた個性によって...
柳宗悦 「民藝四十年」
...太宰さん目覚めて発見...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...卑弥呼(ひみこ)はひとり訶和郎に添って身を横たえながら目覚めていた...
横光利一 「日輪」
...青年支那人の教育ある者が自主権の回復に目覚めてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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