...ゆうべ目見えに行つたところは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この少年は初の御目見えであるが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...碁の目見えわかねば...
大町桂月 「月譜」
...まだ二三年前の東京お目見えなので...
辰野九紫 「青バスの女」
...尤(もっと)も目見えに来た時から...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お庄は二日ばかりの目見えで...
徳田秋声 「足迹」
...目見えも一度では納まらなかった...
徳田秋声 「縮図」
...とにかく目見えに来て貰った...
豊島与志雄 「山吹の花」
...私もこのお目見えの時は上下を着用して上屋敷へ行った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...久々(ひさびさ)にてお目見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...目見えの濟みて三日の後...
樋口一葉 「大つごもり」
...目見えの済みて三日の後(のち)...
樋口一葉 「大つごもり」
...急ぎ身を淨め上下を著し敬んで御目見えすべしといふ...
南方熊楠 「人柱の話」
...また新しく私をあわれんでくだすってよい方はその心になってくださらないし『世のうき目見えぬ山路』とも思われません」と恨めしそうに言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さていよいよ目見えをさせようとなった時...
森鴎外 「雁」
...目見えの時一言も甘利の事を言わなんだ...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...そこへるんを目見えに遣つた...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...すなわち今日の御目見え以上に...
柳田国男 「木綿以前の事」
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