...その日から自分で方々の口入れ屋を尋ねてまはつたさうだが――よささうだと思つて目見えに行つて見れば...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...講習生に目見えに行つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まだ二三年前の東京お目見えなので...
辰野九紫 「青バスの女」
...尤(もっと)も目見えに来た時から...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今いる家へ知れないように目見えだけでもして見るだか...
徳田秋声 「足迹」
...のんびりした家の気分が目見えに行った途端...
徳田秋声 「縮図」
...目見えを打ち切って...
豊島与志雄 「山吹の花」
...御目見えをして置くのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...久々(ひさびさ)にてお目見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...たちまち昏盲として目見えず...
南方熊楠 「十二支考」
...目見えは松源にしようと云い出したのである...
森鴎外 「雁」
...さていよいよ目見えをさせようとなった時...
森鴎外 「雁」
...駿府の城ではお目見えをする前に...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...目見えの時一言も甘利の事を言わなんだ...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...二人は目見えのときに通った...
森鴎外 「山椒大夫」
...そこへるんを目見えに遣つた...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...伯爵様にお目見えするんですから……」「アラ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...数分後御目見えに出て来た料理女は信用の出来る立派な身元証明書を持(もっ)ていた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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