例文・使い方一覧でみる「目脂」の意味


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...」老人は目脂(めやに)だらけの眼を見張って...   」老人は目脂だらけの眼を見張っての読み方
芥川龍之介 「路上」

...主のそれと同じくいつも目脂(めやに)をたたえていた...   主のそれと同じくいつも目脂をたたえていたの読み方
李孝石 「蕎麦の花の頃」

...目脂(めやに)の浮いた眼で博士の顔と紙幣とを等分に見くらべた...   目脂の浮いた眼で博士の顔と紙幣とを等分に見くらべたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...目脂(めやに)はたまり放題...   目脂はたまり放題の読み方
武田麟太郎 「大凶の籤」

...獣の皮のように硬張(こわば)った手で時々目脂(やに)を拭いて...   獣の皮のように硬張った手で時々目脂を拭いての読み方
徳田秋声 「躯」

...片目の目脂(めやに)が少し減つたと思ふと...   片目の目脂が少し減つたと思ふとの読み方
徳田秋声 「チビの魂」

...すぐ目脂(めやに)を拭く手帛(てぎぬ)をといった風によく気がついた...   すぐ目脂を拭く手帛をといった風によく気がついたの読み方
富田常雄 「面」

...いつも目脂(めやに)をためてじめじめした眼付をしていた...   いつも目脂をためてじめじめした眼付をしていたの読み方
豊島与志雄 「黒点」

...隠士は目脂(めやに)の溜(たま)った眼をしょぼつかせながら答えた...   隠士は目脂の溜った眼をしょぼつかせながら答えたの読み方
中島敦 「悟浄出世」

...いつも目脂(めやに)をいっぱい溜め...   いつも目脂をいっぱい溜めの読み方
久生十蘭 「キャラコさん」

...涎(よだれ)やら目脂(めやに)やら止めどもなく流し...   涎やら目脂やら止めどもなく流しの読み方
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」

...涎や目脂をたらし...   涎や目脂をたらしの読み方
松永延造 「職工と微笑」

...目脂(めやに)を拭って...   目脂を拭っての読み方
矢田津世子 「反逆」

...彼に憑かれた者は一方の目から目脂(めやに)を出し...   彼に憑かれた者は一方の目から目脂を出しの読み方
柳田国男 「雪国の春」

...目脂(めやに)が溜り...   目脂が溜りの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...頑(かたく)なで負けない性分だから、視力の衰えは誰にも云わないが、目脂が溜ったり、いつも涙が出ることは隠せないし、それが彼を苛立たせ、怒りっぽくさせていた...   頑なで負けない性分だから、視力の衰えは誰にも云わないが、目脂が溜ったり、いつも涙が出ることは隠せないし、それが彼を苛立たせ、怒りっぽくさせていたの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

「目脂」の読みかた

「目脂」の書き方・書き順

いろんなフォントで「目脂」


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