...目立って若々しい...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...目立って減退(げんたい)し始めた...
海野十三 「大脳手術」
...これらの心理的写実を馬琴や近松のそれと比べてみると後者の不自然さが目立って来るようである...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...この一日の出来事はどういうものか私の中学時代の思い出の中に目立って抜き出た目標の一つになっている...
寺田寅彦 「蓄音機」
...室の入口の壁に立っているスチームヒーターの上に当る白壁が黒く煤(すす)けているのが特に目立って不愉快であった...
寺田寅彦 「病中記」
...そして、一年ばかりすると、彼は前から余り快活な方ではなかったが、急に目立って、顔色が悪くなり、神経質になり、憂欝になってきた...
豊島与志雄 「椎の木」
...その疲れ方が目立ってきて...
中里介山 「大菩薩峠」
...気味の悪いほど目立って蝋燭の灯の影響を受けた...
夏目漱石 「行人」
...私の失敗は急に目立って来ました...
夏目漱石 「明暗」
...目立ってその座蒲団がピカピカ汚(よご)れて来るのが苦痛であった...
林芙美子 「清貧の書」
...目立って大きくなるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...中にも目立って籠の数が多く...
森鴎外 「雁」
...甲府発向のときより目立って兵力も増加していたし...
吉川英治 「上杉謙信」
...目立って手薄になった...
吉川英治 「三国志」
...などの行賞が目立っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...目立って数を増してきた...
吉川英治 「親鸞」
...阿弥陀像の印象として残ったのは体がいやに扁平なことと眼が特に目立っていながら顔がおもしろくないことぐらいなものであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...がそれと共に土人の勇敢な態度も目立って来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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