...この特に数多い方向が一層目立って認められる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...痩型の顔に二重瞼の大きい目が目立って...
江戸川乱歩 「悪霊」
...一入(ひとしお)目立って光るのであった...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...ひどく目立ってしまっているらしいのでした...
太宰治 「人間失格」
...昨日の朝省線電車で見た時よりもずっと目立っているように思い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...目立って白髪がふえて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...これらの心理的写実を馬琴や近松のそれと比べてみると後者の不自然さが目立って来るようである...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...その頻度は目立って増して来る...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...この方則はあまり簡単でないがまずだいたいにおいては平均三台目か四台目ごとに目立って早すぎるものあるいはおそすぎるものが来る事になるのである...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...華やかでこぎれいな外装のため目立っていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ジャーナリズムが最も目立って支配的であったのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...本書はその存在の意義から見て目立って然るべきものだと思う...
戸坂潤 「読書法」
...そして、一年ばかりすると、彼は前から余り快活な方ではなかったが、急に目立って、顔色が悪くなり、神経質になり、憂欝になってきた...
豊島与志雄 「椎の木」
...頭蓋骨が仄白く原形のまま目立っていた...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...髪の毛だけが目立ってきれいにかきあげてあります...
豊島与志雄 「白い朝」
...その明かるい空を背負(しょ)ってる山だけが目立って蒼黒(あおぐろ)くなって来た...
夏目漱石 「坑夫」
...目立って神経質になり...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...徳川家の不利が目立って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
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