...その絵の輪郭は目立って正確である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...毛色も目立って灰色になり...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...弟子の中にても一際(ひときわ)目立って腕の出来ていた米原氏に対しては...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それぞれの小さな個性を主張しているのがかなり目立って見えた...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...麦の緑が目立って濃(こ)うなった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...之に反してアカデミーが最も目立って支配的であったのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...目立って飛び出していた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...他の山村水廓とはひときわ目立って火影の赤々と輝くのは当然ではあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...小額の金に対する度外(どはず)れの執着心が殊更(ことさら)に目立って見えた...
夏目漱石 「明暗」
...手前(てめえ)が行くと目立っていけねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...入口のコロッケ屋は馬鈴薯の山ばかり目立って...
林芙美子 「泣虫小僧」
...とても高い声で笑って目立ってる娘じゃなかった?」公爵夫人は笑って...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...二人の有力者が目立っているのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...目立ってやわらかく...
本庄陸男 「石狩川」
...「それも比(くら)べるものができるとなおさらりこうが目立って見える...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...目立って大きくむきだしに見えるのどぼとけのついた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...目立って減(へ)っているな」蔵六は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...さらにこの篇においては堯舜禹の物語を採用した孔子の語がひどく目立っている...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??