...「帽子を目深にかぶると、顔が隠れて安心感がある...
...「風邪を引かないように、目深に衣服を着込んだ...
...「夜道を歩くときは、目深に被ることで視界が暗くならないから安心だ...
...「スパイのように目深に帽子をかぶって、人ごみをすり抜ける...
...「彼女は泣きそうな顔をして、目深に帽子を被っていた...
...麦稈(むぎわら)帽子を目深(まぶか)にかぶりながら...
有島武郎 「或る女」
...頭巾を目深に被(かぶ)つた一人の男に逢つた...
石川啄木 「葬列」
...先方(むかう)から来た外套の頭巾目深の男を遣過(やりすご)すと...
石川啄木 「病院の窓」
...先方(むかう)から來た外套の頭巾の目深い男を遣過すと...
石川啄木 「病院の窓」
...中折帽(なかおれぼう)を目深(まぶか)く...
泉鏡花 「怨霊借用」
...目深くかぶれるに...
大町桂月 「冬の榛名山」
...三藏は帽子を目深に被つて立て膝を兩手でだいて小さくなつて坐る...
高濱虚子 「俳諧師」
...ソフトを目深にかぶり...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...目深(まぶか)い頭巾の間から現われた眼つきの鋭いこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...お京はお高祖頭巾(こそづきん)目深(まぶか)に風通の羽織着て例(いつも)に似合ぬ宜き粧(なり)なるを...
樋口一葉 「わかれ道」
...帽子をぐつと目深に引きさげると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ぐっと目深(まぶか)にかぶりなおした...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...氈帽を目深かに冠むつてゐ...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...帽子を目深に引き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...帽子を目深にかぶっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...目深にかぶったお高祖頭巾の中の...
正岡容 「寄席」
...「……すみません、すみません、ついうっかり大きな声を出してしまって」言いながら上げた今松の顔が、いっぱい雪を載せた傘の下の、目深に襟巻と、トンビを羽織って、信玄袋を片手に、長靴履きの小さな貧相な老人の顔と正面衝突してしまった...
正岡容 「寄席」
...毎日頭巾目深(まぶか)にして出て歩いているらしい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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