...目明きには考えられないものが考えられるとふれて回って...
有島武郎 「かたわ者」
...少なくもわれわれ目明きの世界においては...
寺田寅彦 「映画芸術」
...またたとい目明きでも...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...手引といって一人位は目明きも交る...
長塚節 「太十と其犬」
...目明きのお糸が聞き付けた曲者の足音を聞かなかつた筈はありません」「――」「この通り目を開いたつ切りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目明きの接摩ぢや流行(はや)らねえから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目明きのお糸が聞き付けた曲者の足音を聞かなかったはずはありません」「…………」「この通り目を開いたっきりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目明きの按摩じゃ流行(はや)らねえから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目暗らも目明きも...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...目明き千人盲千人のお集まり...
正岡容 「寄席」
...目明きの人が目で見るのと同じように...
宮城道雄 「触覚について」
...「目明き千人、めくら千人」...
三好十郎 「好日」
...目明きが千人居て...
三好十郎 「好日」
...目明きの千人が同時にめくら千人なんだ...
三好十郎 「好日」
...みんな目明きだし...
三好十郎 「好日」
...いッそ一人で歩きつければ、今に、目明きよりは、よう見えて来るはずだぞよ」経書(けいしょ)の講義、禅のはなし、きびしい中にも慈愛をもって、授けてくださる...
吉川英治 「私本太平記」
...年も三十過ぎだし容貌(きりょう)も悪いが心だては目明きにない正直さだった...
吉川英治 「松のや露八」
...顔面が何であるかを知らない人は目明きには一人もないはずであるが...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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