...目新しいフモールの發見に得意になつてゐられる人は幸福である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...なにも目新しいものは見つからなかったらしい...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...何もかも目新しい...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...なぜなら目新しいであるとか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...けれども吾々は決して何か目新しいものを提供しようとするのではない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...又目新しい処であると考える...
戸坂潤 「読書法」
...表町(おもてまち)の通りに並ぶ商家も大抵は目新しいものばかり...
永井荷風 「伝通院」
...私は錦町からの帰途桜田御門(さくらだごもん)の方へ廻ったり九段(くだん)の方へ出たりいろいろ遠廻りをして目新しい町を通って見るのが面白くてならなかった...
永井荷風 「日和下駄」
...目新しいところを二三枚買い込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなり目新しい研究が出来た...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...帰朝(かえ)って来て当時の人に目新しい扮装ぶりを見せたのも...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...「目新しいことは何もないよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その週は何も目新しいものはなかったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ふた月ほど前にここを通った阿賀妻でさえ目新しい家に気がつくのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...目新しい絵画的な景色になった...
宮本百合子 「雨と子供」
...別に目新しい景色でもありません...
三好十郎 「歩くこと」
...自分たちの生活を標準として何か目新しい衣食住の模様替(もようが)えを工夫し...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あの小説は目新しいとかいはれるので得々として書いてゐた...
吉川英治 「折々の記」
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