...目新しいフモールの發見に得意になつてゐられる人は幸福である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...目新しい風物と経験とはここに思い出せぬ程多かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すべて米国式に思い切って目新しい...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...何もかも目新しい...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...修道僧には目新しい経験であつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...アメリカ人の目にはよほど珍しく目新しい一大発見として映ずるかもしれないが...
寺田寅彦 「映画雑感(※[#ローマ数字7、1-13-27])」
...いくらでも目新しい所を見つけ出すから...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...なぜなら目新しいであるとか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...けれども吾々は決して何か目新しいものを提供しようとするのではない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...表町(おもてまち)の通りに並ぶ商家も大抵は目新しいものばかり...
永井荷風 「伝通院」
...私は錦町からの帰途桜田御門(さくらだごもん)の方へ廻ったり九段(くだん)の方へ出たりいろいろ遠廻りをして目新しい町を通って見るのが面白くてならなかった...
永井荷風 「日和下駄」
...目新しいところを二三枚買い込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなり目新しい研究が出来た...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...何も目新しい情報はなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...その週は何も目新しいものはなかったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...自分たちの生活を標準として何か目新しい衣食住の模様替(もようが)えを工夫し...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そのほか目新しい細工沢山...
山本笑月 「明治世相百話」
...頗(すこぶ)る目新しい西欧風の図案がモールや刺繍(ししゅう)となって...
吉川英治 「新書太閤記」
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