...繁栄のあらゆる証拠を示しているという実際の事実を目撃する時...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...トラカルの護謨(ゴム)の管から際限もなく流れ落つる濃黄色の液體を目撃するまでは...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...ただ目撃するものの心ごころで次第無限の意味が汲み採られる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...嘗(かつ)て一度も目撃する機会を与えられなかった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ところがある日その神聖な規律を根底から破棄するような椿事(ちんじ)の起こったのを偶然な機会で目撃することができた...
寺田寅彦 「あひると猿」
...フョードル・パーヴロヴィッチはそんなことを目撃するはずは全然なく...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...海の広漠たる狂暴を目撃する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...偶然祇園(ぎをん)の祭禮に出會つて其の盛觀を目撃する事を得た...
永井荷風 「十年振」
...筏の漂流者が目撃することがあっても...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...その千種万態の様子は説明が困難な位であることは誰もが毎日目撃する通りである...
中谷宇吉郎 「雪」
...一 緒言原子爆弾の攻撃を受けて間もない広島と長崎とを目撃する機会を得た自分は...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...せっかくの親しい友達のあいだが破れることなどもよく目撃することである...
新渡戸稲造 「自警録」
...その紳士が他ならぬ自分自身の鼻であることに気がついた時のコワリョーフの怖れと驚きとはそもいかばかりであったろう! この奇怪な光景を目撃すると...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...同女が嬰児(えいじ)を懐(ふところ)に抱きて愛撫(あいぶ)一方(ひとかた)ならざる有様を目撃するにつけても...
福田英子 「妾の半生涯」
...しかれども壮大雄渾なる事物はその種類甚だ少く目撃する事も稀(まれ)なるが故にとかく陳腐に陥りやすし...
正岡子規 「俳諧大要」
...私たちは明確に現にある社会の組織が悪に沈んでいることを目撃する...
柳宗悦 「工藝の道」
...同時に各地の手仕事を目撃するきっかけにもなった...
柳宗悦 「四十年の回想」
...見ず知らずの風来者に伴(つ)れられて来て其(その)厚意と※心を目撃すると...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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