...目指す故郷はいつの間にか遙(はるか)に距(へだた)ってしまい...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...とにかく次に目指すはだ...
海野十三 「暗号数字」
...目指すプラツア・デ・カタルニア街というのはなかなか見当らなかった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...目指す相沢の家はすぐ判つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...露国はその目指すところコンスタンチノープル府にあるもボスポラス海峡にあるも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...堤防が低くなり、樹木の茂った丘の麓道となり、河沿いに大きく迂回すると、すぐそこに、目指す家が、ひっそりと静まり返っていた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...吾々の目指すのは...
直木三十五 「南国太平記」
...海を眺めて目指す船の影が見えるか見えないかという当りをつけることが毎日の日課ではありますけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも目指すところは...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...結局科学の目指す所と同一であって...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...ただし目指す死は必ず遠方になければならないと云う事も事実だろうと思う...
夏目漱石 「坑夫」
...そしてあらましながらそれらの各々が目指すところを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...目指す港をもたない者にとっては何の役にも立たない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それがわたしの目指す目的仕事なのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこが目指す皿山である...
柳宗悦 「日田の皿山」
...モウ一足で目指す薩摩の国境という処まで来ていたが...
夢野久作 「近世快人伝」
...かれの目指す鳴門の海にもひびき剣山の世阿弥が夢にも通うであろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...目指す剣山の山牢があるばかりだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??