例文・使い方一覧でみる「目もくれず」の意味
スポンサーリンク...それらには目もくれず... 
泉鏡花 「婦系図」
...壊れた花瓶には目もくれず室内をぐるっと見まわした――が...
海野十三 「什器破壊業事件」
...そんなものには目もくれず上へ上へと進む...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...彼は集つた人達には目もくれずにまつすぐに仏壇の前に進んだ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...カシタンカのうなり声には目もくれず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...そんなものには目もくれず...
中島敦 「木乃伊」
...――敵（かたき）は？」お常は千兩箱の山には目もくれずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お静は橋の上にへた張る二人の曲者に目もくれず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お武家様」芳年はその小粒には目もくれず...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...ここだと思って……」シヅには目もくれず...
久生十蘭 「あなたも私も」
...外の客には目もくれずに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...一行には目もくれず...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...腰掛の上へぐだつと身を落して、彼女は死んだ者かなにかのやうに、ぢつと眼を据ゑて、何の答へもせず、耳もかさず、彼に目もくれず、そのまゝ彼の前でぢつとしてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...小文治はそれに目もくれず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あとには目もくれずに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――序戦の乱軍には目もくれず...
吉川英治 「新書太閤記」
...貨財などには目もくれず...
吉川英治 「新書太閤記」
...支（ささ）えに立つ柴田の将士には目もくれず...
吉川英治 「新書太閤記」
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