...――目に見えないお前は何ものだ?或声 俺か? 俺は世界の夜明けにヤコブと力を争つた天使だ...
芥川龍之介 「闇中問答」
...まるで何か目に見えない力が...
芥川龍之介 「地獄變」
...しかしそれも二三時間の後には誰か僕の目に見えないものに抑へられたやうにとまつてしまつた...
芥川龍之介 「歯車」
...目に見えないねこに...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...しかしさっぱり目に見えない」山岸中尉はついに手さぐりで...
海野十三 「宇宙戦隊」
...それで、相談にのっていただきたいのでございますが、すぐ宅まで」縁(えにし)は、目に見えないが、常に行いのうえにあらわれる...
海野十三 「爆薬の花籠」
...目に見えない気体のようなものになって...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...人民がいかに困弊に陥るとも農商務大臣はすこしも目に見えない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一本一本地面から跳り出してゐる目に見えない運動がどこからか續いてゐる地中から空中へ日に日に春らしくなる空氣の中で木は調和して來る...
千家元麿 「自分は見た」
...彼は一種の目に見えない絶えざる磁石のような働きによってすべてを指導していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目に見えないコツコツと働く仕事が...
中井正一 「国立国会図書館」
...目に見えない法案こそ...
中井正一 「図書館法を地方の万人の手に」
...一刻も早く私の目に見えないところへ姿を隱して貰はうか」平次は立ち上がると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目に見えない社会人心の変動を触覚して来た...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...目に見えないところで火花を散らすものだ...
本庄陸男 「石狩川」
...」それは実に目に見えない壮挙と言つていい...
水野葉舟 「言文一致」
...まだ目に見えない人家も大分あるらしく感じられました...
吉川英治 「江戸三国志」
...「目に見えないが大きく動いている...
吉川英治 「三国志」
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