...ロオペ事件というもう一つの悲劇に秋波を送っていることに注目するのも...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...自分がこのように特に医学に注目するようになったか...
太宰治 「惜別」
...日本精神を説くものが遠い過去にのみ注目するのは何故であるか...
津田左右吉 「日本精神について」
...その幕府を目するに「賊兵」と呼び...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...物質の(自然の)次の根本規定を注目する必要がある...
戸坂潤 「科学論」
...今言った関係の一般的な意味だという点に注目すると...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...文学の方法論的研究に注目することにしよう...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...これ他の卑野と目する所以なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...そして瞑目するまで美しい目の視線は遠い遠い所に注がれていて...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...顏だけは正面を向いたまま私の顏に注目するしかたで禮をした...
三好十郎 「肌の匂い」
...身分が低くて注目するものがないなどと思って放縦なことをしてはいけないよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」わたくしは転句に注目する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一時空(くう)を視(み)ていた母が今は人の面(おもて)に注目する...
森鴎外 「渋江抽斎」
...10255そして一番忠実な臣下の耳に囁いて、それが行われると、天下瞠目する...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかも国民的なものは互に反目するものではないのです...
柳宗悦 「民藝の性質」
...世界の注目するところのものであることから...
山之口貘 「沖縄帰郷始末記」
...人々の彼女に注目する仕方は変って来た...
横光利一 「日輪」
...ただ孔子の最も古い伝記が孔子の革新家たることを描いておらぬという点に注目するのである...
和辻哲郎 「孔子」
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