...僕は寧ろ諸公を目するに不便宜主義者を以てするものなり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...ゆえに爾先(ま)ず己が身を下に投(なげ)よさらば衆人爾の技倆に驚き爾に注目するに至らん...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...燐寸(マッチ)の火を近づけながら窓硝子の上に注目すると...
海野十三 「疑問の金塊」
...そして遂には相反目する諸階級に分れはじめたのである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...最初列強は支那を目するに眠獅(みんし)を以てした...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...全国蚕業家の注目するところとなって...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...ただその経験に注目するところの...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あなたを目するに作家を以てするから無暗にほめません...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私を野獣のごとき夫と目するならば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...アンナがそれに注目する...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...臨終の時は遺族と友人と知人とに永々ありがたうの感謝を捧げて瞑目する考で居る……」と述べたが是が私の目下の心境である...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...熱心に注目するようになったか? それから更にもう一つは...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...文献学主義というものを注目する必要がある...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...殆んど全く人々の注目する処とはならなかったのであった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この例証は非常に特殊かつ希有であるため注目する価値に乏しく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...外国の注目する所たるや...
福田英子 「妾の半生涯」
...これ他の卑野と目する所以なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...矢代も瞑目する思いで静まるばかりだった...
横光利一 「旅愁」
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