...ましてや彼らがこの目ざましいけなげな生活を...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...その後の数年間における登山界の進歩は目ざましいもので...
石川欣一 「可愛い山」
...そのおかげで十九世紀の初頭には物化学の目ざましい進歩が実現するようになったのでした...
石原純 「ラヴォアジエ」
...その稻穗草がどこまでも涼しい風に目ざましい緑りの色を浪打たせてゐるのが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その新文化の最も目ざましい表象として維新時代の夢のまださめ切らなかった生徒たちの心に強い印象と衝動を与えたものはベースボール...
寺田寅彦 「野球時代」
...該法律の効目には目ざましいものがあるようだが...
戸坂潤 「社会時評」
...独逸さえもが目ざましい領土先占の宣言をやっているのに...
久生十蘭 「南極記」
...見捨てられていた荘園の荒蕪を処理して宮廷の収入を一躍倍にするという目ざましい手腕を見せたが...
久生十蘭 「無月物語」
...彼女はかの目ざましい灌木にむかって腰をかがめ...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...十九世紀の目ざましい科学の進歩は...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...どの花だって咲いた最初に目ざましい気のしないものはないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...或る人において目ざましい出世の綱を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そちの忠勤には目ざましいものがあった...
吉川英治 「黒田如水」
...みな目ざましい発達をみせた...
吉川英治 「私本太平記」
...目ざましい最期を遂げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...八月には諏訪(すわ)ヶ原(はら)を――というような目ざましい進出をつづけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...目ざましい剣(つるぎ)の舞を描いてみせた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...二人の日本人イルマンと共に目ざましい活動をはじめた...
和辻哲郎 「鎖国」
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