...義雄の目あては假り橋の方ではなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...金星を目あてに飛行を始めたのであった...
海野十三 「火星兵団」
...島のたき火を目あてに...
海野十三 「恐竜島」
...声を目あてに走りだしました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...金を目あてに結婚した女...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...なにしろ彼が最初から目あてとしたのはソンベレネがその神殿に住まっているズレタズラの市(まち)であった...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...ヴェリチャーニノフが今日お近づきに訪問して來たのは『カーチャ姉さまが目あて』なので...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...温泉の滞在客目あてに...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...町の灯(ひ)を目あてに...
新美南吉 「手袋を買いに」
...俵屋の身上目あての男は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼らの様子をうかがう以外の目あてもなかったのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...雪之丞の懸念は、ただ、目あての人が、夜の渡世――うまく今夜、うちにいてくれればいいということだけだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
......
三好達治 「艸千里」
...例の暗殺の目あてをもって...
吉川英治 「江戸三国志」
...やつらの目あても夜光の短刀にある」「じゃ...
吉川英治 「江戸三国志」
...きょう出向いて来た目あては...
吉川英治 「大岡越前」
...それを目あてに、範宴は手さぐりをしては、室内をさまよった...
吉川英治 「親鸞」
...五月四日という夏も初め頃の真澄(ますみ)の空に、ばくばくたる馬けむりや炎が立ったのを見て、坂東平野に住む、多分に原始的性格をもつ人間たちが、「それっ、合戦だ」と、こぞり立って、煙を目あてに、野の十方から、駈け出したことは、たしかに、ここの広い土壌にもめったにない大異変であった...
吉川英治 「平の将門」
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