...盞(さん)となせば、是れ盞...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一盞(ひとつ)ぐらい...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...大御酒盞(さかづき)を捧げて獻りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...」青木さんは洋盞を干してお受になる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...素盞嗚尊の、父神の許を得て、姉神なる天照太神と相見んと欲して、天に昇りし時に、溟渤之が為めに轟きただよい、山岳之が為めに、鳴りえたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...素盞嗚尊は其性質の或部分に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...甞て素盞嗚尊の出雲に出て...
高木敏雄 「比較神話学」
...徐ろに一盞の美酒を捧げて清風江月に對する時と孰れぞ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...緑平居に多いのは、そら豆、蕗、金盞花である、主人公も奥さんも物事に拘泥しない性質だから、庭やら畑やら草も野菜も共存共栄だ、それが私にはほんたうにうれしい...
種田山頭火 「行乞記」
...一盞(いっさん)を試みている...
中里介山 「大菩薩峠」
...一盞を勧めてもてなした...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...「然(しか)る時には銀の紐は解け金の盞は砕け吊瓶(つるべ)は泉の側に壊(やぶ)れ轆轤(くるま)は井(いど)の傍(かたわら)に破(わ)れん...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...二人は先づ一盞を...
牧野信一 「酒盗人」
...小をんなが持て來る一盞(ひとつき)のの冷むるをも顧みず...
森鴎外 「舞姫」
...右と左にそして最後の一盞(さん)にわれを仆(たお)しぬ聞ゆ――今...
吉川英治 「三国志」
...盞(さかずき)をあげて...
吉川英治 「三国志」
...曹賊のあくなき野望を懲(こ)らしめねばならん」一盞(さん)また一盞...
吉川英治 「三国志」
...夜は七盞(さん)の燈火(ともしび)の見えるほうへ――)という指令の目印に従って奔(はし)った...
吉川英治 「三国志」
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