...その拍子に燈火(ともしび)の盞(さら)が落ちて...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...帰りに下のお寺に金盞花(きんせんか)が綺麗に咲いてゐましたので...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...その御盞に浮べる葉を看そなはして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...そのヤガハエ姫にお酒盞(さかずき)を取らせて獻りました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...素盞嗚尊の神話を論じて...
高木敏雄 「比較神話学」
...素盞嗚尊の暴風神なることは...
高木敏雄 「比較神話学」
...偉大なる人文神たる素盞嗚尊の神話に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...素盞嗚ノ尊が此説話に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...バスを待ちわびてゐる藤の花(小郡から大田へ)曲つて曲る青葉若葉( 〃 )ぎつしり乗り合つて草青々( 〃 )□苺ほつ/\花つけてゐた(伊東君に)つゝましく金盞花二三りん( 〃 )襁褓干しかけてある茱萸も花持つ( 〃 )逢うてうれしい音の中( 〃 )□鳴いてくれたか青蛙(或る旗亭にて)葉桜となつて水に影ある( 〃 )たそがれる石燈籠の( 〃 )□きんぽうげ...
種田山頭火 「行乞記」
...梅子は手を敲(たゝ)いて洋盞(コツプ)を取り寄せた...
夏目漱石 「それから」
...さりとも一盞(つ)二盞(つ)は逃(のが)れがたければ...
樋口一葉 「われから」
...鶴の御酒一盞(さん)くだしたまわる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...歩いた後の一盞は正しく百薬に勝るものを沁々と覚えさせられ...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...酒盞(うくは)を干せ...
横光利一 「日輪」
...尤も、その前に、素盞嗚尊、聖徳太子などが取扱はれたのがあるけれども、これ等は餘程豫備知識を必要とするからむづかしい...
吉川英治 「折々の記」
...中央に本命の主燈一盞(さん)を置いて...
吉川英治 「三国志」
...食事がすんだらお茶を一盞(さん)上がって」「こうどうもな世話をかけちゃあ……...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あらためて一盞(さん)献(けん)じ申そう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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