...かつてはひとびとが大ぜい集まり盛観であったのに...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...又実に百世に炳焉(へいえん)たる東西芸苑(げいえん)の盛観と言ふ可し...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...全くお好み次第の盛観で...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...火を吐くの盛観を呈している...
太宰治 「新ハムレット」
...けれども、盛観であった...
太宰治 「容貌」
...押すな押すなの盛観であった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「往時のアグリッパ浴場の盛観を偲(しの)ばしむる完全な古羅馬大公衆浴場を紙の上に創り上げ……」と...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...正面に聳(そび)える六百山(ろっぴゃくざん)と霞沢山(かすみざわやま)とが曇天の夕空の光に照らされて映し出した色彩の盛観に見惚(みと)れていた...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...汗牛充棟もただならぬ盛観で...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...誰が今日の盛観を...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...吾が国の建築界空前の盛観を作るかのように見えた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...今無復当年盛観也)哈爾賓客中...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...前後を照らす明りをうけた盛観は...
吉川英治 「江戸三国志」
...轡(くつわ)をそろえているような盛観だ...
吉川英治 「三国志」
...その晩、高氏が親しく面接した者には、吉良今川仁木(にっき)一色などの当主から、斯波(しば)、高(こう)、石堂、畠山、高力(こうりき)、関口、木田、入野、西条など十数家の同族におよび、やがて宴となり、宴も終ると、「こんな盛観は、分流の家々にとっても、初めてのことだ...
吉川英治 「私本太平記」
...その先入主の清盛観は頑固で根強いもんなんです...
吉川英治 「小説のタネ」
...この地方の文化が興ってから始めての盛観だという老人もある...
吉川英治 「親鸞」
...滑川(なめりがわ)の河口をうずめているような盛観も見られた...
吉川英治 「源頼朝」
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