...又実に百世に炳焉(へいえん)たる東西芸苑(げいえん)の盛観と言ふ可し...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...オウロラ・ボレアリスの盛観をなすものならんや...
芥川龍之介 「骨董羹」
...「陸海将官の葬儀に見るようなものものしい盛観や美麗さもなく...
石原純 「ロード・ラザフォード」
......
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...当地市民の会葬する者二千余名を超え葬送はすこぶる盛観を極めました...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...正面に聳える六百山と霞沢山とが曇天の夕空の光に照されて映し出した色彩の盛観に見惚れてゐた...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...明治三十年頃を絶頂として未曾有の盛観を極め...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...誰が今日の盛観を...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...前後を照らす明りをうけた盛観は...
吉川英治 「江戸三国志」
...轡(くつわ)をそろえているような盛観だ...
吉川英治 「三国志」
...その晩、高氏が親しく面接した者には、吉良今川仁木(にっき)一色などの当主から、斯波(しば)、高(こう)、石堂、畠山、高力(こうりき)、関口、木田、入野、西条など十数家の同族におよび、やがて宴となり、宴も終ると、「こんな盛観は、分流の家々にとっても、初めてのことだ...
吉川英治 「私本太平記」
...はや一統の朝廷と群臣の綺羅星(きらぼし)はここに在りとばかりな盛観であったという...
吉川英治 「私本太平記」
...清盛観の訂正「新・平家」なんかもそれじゃないですかね...
吉川英治 「小説のタネ」
...その先入主の清盛観は頑固で根強いもんなんです...
吉川英治 「小説のタネ」
...あしたから三日にわたる山上(さんじょう)の盛観(せいかん)をみようとする諸国(しょこく)近郷(きんごう)の人々が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...戦捷式(せんしょうしき)かのごとき盛観を呈した...
吉川英治 「新書太閤記」
...この盛観にはしゃいで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...その盛観が続いた...
和辻哲郎 「京の四季」
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