...私は結婚式に出席するために盛装しました...
...今度のパーティーは盛装が必要らしいよ...
...こちらのレストランは、盛装して行くことを推奨しています...
...着物を着ての参加は盛装とみなされます...
...あの歌手はいつもステージで盛装している...
...何かの集りへ行く為に盛装した小さな子供が二人いた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...十八歳の蘭子が盛装してお嫁入りする姿を妄想していたのである...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...風上の方の隣の席に盛装を凝らした御婦人が掛けておられましてな...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「まア、何て綺麗でしょう」「お富さんは本当に仕合せねえ」「時々は浜町へもいらっしゃいな」そんな言葉の中に、盛装したお富と、相変らぬ布子(ぬのこ)一点の彦兵衛は、ただオロオロするばかりでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...揉み合う盛装の男女の間を摺り抜けるように近づいたのは...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...輝くように盛装した彼女が...
橋本五郎 「地図にない街」
...盛装した時は王ならでは乗せず...
南方熊楠 「十二支考」
...西洋人の馬車が店前(てんぜん)に停(とど)まって盛装した婦人が自分でハムの片腿(かたもも)を下げている事も沢山ある...
村井弦斎 「食道楽」
...それぞれ似合いもせぬ盛装をしている中に一人でも感じのよいと思われる女房はなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんな盛装の父しか記憶にのこっていない稚い伊予子は...
矢田津世子 「女心拾遺」
...危なっかしい足取りで渡って行く一人の盛装の女がいる...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...そんなに盛装なんかして九蔵氏の部屋に這入った覚えなぞ...
夢野久作 「二重心臓」
...唯ここでは、私は、自分の試みた作品、上海、寝園、紋章、時計、花花、盛装、天使、これらの長篇制作(ちょうへんせいさく)に関するノートを書きつけたような結果になったが、他の人々も今後旺(さか)んに純粋小説論を書かれることを希望したい...
「純粋小説論」
...みな盛装をこらし...
吉川英治 「三国志」
...窪所(くぼしょ)の侍までみな盛装して従った...
吉川英治 「私本太平記」
...各盛装を凝(こ)らし...
吉川英治 「新書太閤記」
...武威(ぶい)をこらした盛装(せいそう)に鎧(よろ)われた自身を置き――きっと...
吉川英治 「新書太閤記」
...盛装して――女の外出は浮いた感傷に酔っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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