...彼はその場にいるだけで盛名を馳せている...
...彼女はその会社で盛名を轟かせている...
...彼のコンサートは盛名を呼ぶ...
...彼は盛名を利用してビジネスをしている...
...盛名をかけて争う...
...此の世界に於いては紀伊國屋小春は盛名ある某貴族夫人の遙に上位に置かれる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...両者の関係が漸く疎隔して馬琴の盛名がオサオサ京伝を凌がんとすると京伝側が余り快く思わぬは無理もないが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...盛名もはや京伝の論ではなくなっている...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...居士の盛名は日に月に加わって来た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...欧米における昨今のアインシュタインの盛名は非常なもので...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...その盛名天下を掩う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...常に夫の終始順境を來往する伊藤山縣兩公と盛名をうし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...盛名を致すものは必ずこの色を飾る...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼が瘋癲院(ふうてんいん)中に盛名を擅(ほしい)ままにして天道の主宰をもって自(みずか)ら任ずるは恐らく事実であろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あんまり年若く名をなした息子の盛名が...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...呂昇が東京に盛名を得たのは鴈治郎の全盛期の半(なかば)頃からであったと思う...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...はじめ大川の盛名に眩惑(げんわく)されていた文壇は...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...仇敵(かたき)米倉三造の盛名日に日にあがるのを見つつ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...米倉の盛名が輝くにつれ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...当時盛名を馳せていたロンサールの影響を多分に受けているということである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...徳有りて盛名を負ふ者をいふ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それぞれ盛名を馳せて...
山本笑月 「明治世相百話」
...ここの太守陶謙はかねてから曹操の盛名を慕って...
吉川英治 「三国志」
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