...彼はその場にいるだけで盛名を馳せている...
...彼女はその会社で盛名を轟かせている...
...彼のコンサートは盛名を呼ぶ...
...彼は盛名を利用してビジネスをしている...
...盛名をかけて争う...
...醜男(ぶをとこ)8・8(夕)女流文学者として盛名を伝へられてゐる某女史が...
薄田泣菫 「茶話」
...居士の盛名は日に月に加わって来た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...政治家として夙に盛名あるも...
太宰治 「ラロシフコー」
...現在盛名を全国に馳(は)せているオールプ・アレニウスに扮して...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...かの盛名を馳せているアッチラ汗(カン)とか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...だから山陽の盛名が頼一家を世間により広く紹介しなかつたならば...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...彼が瘋癲院(ふうてんいん)中に盛名を擅(ほしい)ままにして天道の主宰をもって自(みずか)ら任ずるは恐らく事実であろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...作曲家としてよりはむしろ演奏技術家として盛名を馳(は)せたことも事実である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...はじめ大川の盛名に眩惑(げんわく)されていた文壇は...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...何も知らぬ世間は彼の盛名に対する僕の嫉妬だとしか考えぬであろう...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...ひそかに圓朝の盛名を妬んでいた連中も...
正岡容 「小説 圓朝」
...これはけだし政界においてかくも正当に盛名ある人士に異説を提するに際しては私の当然懐かざるを得ぬ感情である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...全く後世三井寺の鐘の盛名を羨んで捏造された物と判りもすれば...
南方熊楠 「十二支考」
...ギリシアローマの詩に彫刻に盛名を馳(は)せた幽玄絶美な諸神が...
南方熊楠 「十二支考」
...恐らくはその盛名の絶頂に達した時であっただろう...
森鴎外 「細木香以」
...当時盛名を馳せていたロンサールの影響を多分に受けているということである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...老いてますます盛名を成し...
山本笑月 「明治世相百話」
...父の盛名という遺産をうけて立った黄口(こうこう)の小児」「では...
吉川英治 「三国志」
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