...彼はその場にいるだけで盛名を馳せている...
...彼女はその会社で盛名を轟かせている...
...彼のコンサートは盛名を呼ぶ...
...彼は盛名を利用してビジネスをしている...
...盛名をかけて争う...
...此の世界に於いては紀伊國屋小春は盛名ある某貴族夫人の遙に上位に置かれる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...女流の英文学者として一時盛名を馳せたI夫人は在学中二度も三度も婚約の紹介を繰返したので評判であった...
内田魯庵 「四十年前」
...その頃画家として盛名のあつた池大雅もその一人で...
薄田泣菫 「茶話」
...想ふに彼の功業を竹帛に留めて盛名の※りなきを望むものは...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...政治家として夙に盛名あるも...
太宰治 「ラロシフコー」
...常に夫の終始順境を来往する伊藤山県両公と盛名をうし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...満身悉く傷痍を受けて殆ど完膚なきを見る然り彼れが盛名の時代に死せざりしは実に彼れの不幸なりき大不運なりきさもあらばあれ彼れは他の元勲政治家に比して最も堅固なる根拠を有せり政党の首領として最も素養ある位地を有せり他の元勲政治家は未だ利害を同ふするの政党を擁するものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...盛名はわが望むところではない...
夏目漱石 「野分」
...一八八六年七月三十一日七十五歳で没(ぼっ)するまでその盛名が続いた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...吉田三郎兵衛などが盛名を博し...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...三十歳に達せずして一代の盛名をはせた戯曲家大川竜太郎は...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...ついには大川を凌(しの)ぐ盛名を博するに至ったのである...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...仇敵(かたき)米倉三造の盛名日に日にあがるのを見つつ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...米倉の盛名が輝くにつれ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...これはけだし政界においてかくも正当に盛名ある人士に異説を提するに際しては私の当然懐かざるを得ぬ感情である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それぞれ盛名を馳せて...
山本笑月 「明治世相百話」
...ここの太守陶謙はかねてから曹操の盛名を慕って...
吉川英治 「三国志」
...ポルトガル王が海の君主の盛名に動かされて友交と香料貿易関係を結ぶために...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??