...彼はその場にいるだけで盛名を馳せている...
...彼女はその会社で盛名を轟かせている...
...彼のコンサートは盛名を呼ぶ...
...彼は盛名を利用してビジネスをしている...
...盛名をかけて争う...
...彼が忽ち盛名を負ったのは...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...その頃画家として盛名のあつた池大雅もその一人で...
薄田泣菫 「茶話」
...居士の盛名は日に月に加わって来た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...居士の盛名が強大であるに連れて我らのような有象無象(うぞうむぞう)も共に有名になって来た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...政治家として夙に盛名あるも...
太宰治 「ラロシフコー」
...政治家として夙に盛名ある」ラロシフコー公爵その人の息吹が感ぜられる尊嚴盛大の文章である...
太宰治 「ラロシフコー」
...常に夫の終始順境を来往する伊藤山県両公と盛名をうし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...満身悉く傷痍を受けて殆ど完膚なきを見る然り彼れが盛名の時代に死せざりしは実に彼れの不幸なりき大不運なりきさもあらばあれ彼れは他の元勲政治家に比して最も堅固なる根拠を有せり政党の首領として最も素養ある位地を有せり他の元勲政治家は未だ利害を同ふするの政党を擁するものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...盛名はわが望むところではない...
夏目漱石 「野分」
...当時盛名全欧を圧したモーツァルトにとっては田舎(いなか)少年ベートーヴェンの訪ねて来たことはたいした問題ではなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一挙全欧に盛名を馳(は)せるようになったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あんまり年若く名をなした息子の盛名が...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...何も知らぬ世間は彼の盛名に対する僕の嫉妬だとしか考えぬであろう...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...これはけだし政界においてかくも正当に盛名ある人士に異説を提するに際しては私の当然懐かざるを得ぬ感情である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...恐らくはその盛名の絶頂に達した時であっただろう...
森鴎外 「細木香以」
...当時盛名を馳せていたロンサールの影響を多分に受けているということである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それぞれ盛名を馳せて...
山本笑月 「明治世相百話」
...ここの太守陶謙はかねてから曹操の盛名を慕って...
吉川英治 「三国志」
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