...菜の花も盛りを過ぎてはいない...
石川欣一 「可愛い山」
...その桃の花も盛りを過ぎて僅かにその面影だけを残してゐるのが...
田山録弥 「犬」
...高雄の紅葉は少し盛りを過ぎていたが...
近松秋江 「狂乱」
...高等学校時代に夏期休暇で帰省する頃にはもういつも盛りを過ぎていた...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...花が盛りを過ぎてすでに受胎を終わったと思われるのがある...
寺田寅彦 「沓掛より」
...小三郎一派の長唄も追々盛りを過ぎて頽廃し行くものゝ如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...やや盛りを過ぎてはいるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...細葉のウルップ草が少し盛りを過ぎていた...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その間にわれも夫人も花の色の盛りを過ぎては面白い事も出来ぬでないかと羅摩の述懐もっとも千万に存ずる...
南方熊楠 「十二支考」
...もう盛りを過ぎて真に興味があるプレイができなくなった野球選手が...
三好十郎 「絵画について」
...これは盛りを過ぎてはいかぬ...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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