...門々に今を盛りと樺火(かばび)が焚いてある...
石川啄木 「鳥影」
...公園の花は今を盛りなのである...
石川啄木 「漂泊」
...そして僕が分別盛りの三十四の今日まだ...
大杉栄 「獄中記」
...その蓮の花のような若盛りの方はうらやましいことでございます...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...誰でも奉公をした方は覚えがありましょうが、発育盛りの十六、七では、当てがわれただけの食事(もの)では、ややともすれば不足がちなもの……小体(こてい)の家ではないことだが、奉公人を使う家庭となると、台所のきまりがあって、奉公人の三、四人も使っておれば、大概お総菜(そうざい)など、朝は、しばのお汁、中飯に八(はち)ハイ豆腐か、晩は鹿尾菜(ひじき)に油揚げの煮物のようなものでそれは吝(つま)しいものであった(朔日(ついたち)、十五日、二十八日の三日には魚を付けるのが通例です)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...もう売って行ってほとんど出盛りのテッペンと思う頃...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...駅の近くの盛り場に来た...
太宰治 「メリイクリスマス」
...暑い盛りに一時間も二時間も海岸に待ってんならん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...五夏の盛りに虫送りという行事が行なわれる...
寺田寅彦 「田園雑感」
...夏も盛りになって...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...まだ祝言前の若盛りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の神津右京は四十代の働き盛り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...乳のところが盛り上つて肉付は若い娘だ」「それにしても風呂場覗きはひどいでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十八の盛りを大橋氏の手に引きとられた...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...盛り上がってるところなんです」「とすると...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...今は桜の盛りぢや...
正宗白鳥 「花より団子」
...よしよし」とおっしゃって茶托に干菓子を山盛りにして下さった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...一万の鯖が船一パイに盛り上る...
夢野久作 「爆弾太平記」
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