...海面は中高に盛り上っており...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...花の盛りにはおくれたれど...
大町桂月 「小金井の櫻」
...花は盛りなるに、我等二人の外には遊客なし...
大町桂月 「新武藏野の櫻」
...今を盛りの寢入花(ねいりばな)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...肉づきがよいので堆(うずたか)く盛り上っている幸子の肩から背の...
谷崎潤一郎 「細雪」
...宵の街路は雑踏の盛りにあった...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...私どもの俳句に熱狂していた盛りである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それがたんつぼのような白い陶器の器に盛り切りである...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...波が高まるようになだらかに盛りあがっている黄色い枯芝の丘の上に...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...家事の切盛りにも精神的な確信にも向かない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...秋開く花が初夏から盛りをるのもあるが...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...こう書くと何だか暑い盛りに一層あつっぽい息をかけるようですみませんが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寄場人足が酒盛りをするなんて...
山本周五郎 「さぶ」
...森の中はマロニエの花盛りだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...骨を入れた槽の縁が円く盛り上ってぎらぎらと青白く光りながら滑らかに動いていた...
横光利一 「上海」
...若かりしわが盛り...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...まださう云ふ盛り場を覗かれたことのない古澤來栖両夫人も私達のために附合はうと云はれる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...六月の日盛りである...
吉川英治 「私本太平記」
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