「盛り」の意味
勢いが増すこと
小説での「盛り」の使い方
...男盛りの登り坂にかかる時だ...
大杉栄 「獄中消息」
...ある夏の日盛りに白(ワイ)シヤツ一枚になつて...
薄田泣菫 「茶話」
...一盛りその景気は大したものでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今を盛りと咲き誇っています...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...総崩れの味方を盛りかえすべく必死に号令する大将のように怒鳴りつづけている...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...かなたには勇氣盛りのエペーオイ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...庸三は乾ききった心と衰えはてた肉体にはとても盛りきれないような青春を...
徳田秋声 「仮装人物」
...圧倒的に盛りあふれる今日の現実問題を...
戸坂潤 「科学論」
...中略三囲の鳥居前より牛(うし)ノ御前(ごぜん)長命寺の辺までいと盛りに白鬚(しらひげ)梅若(うめわか)の辺まで咲きに咲きたり...
永井荷風 「向嶋」
...今を盛りの年頃に容赦なく世を捨てて逝(ゆ)く壮者に比(くら)べると...
夏目漱石 「思い出す事など」
...傘も指(さ)さずに日盛りの表へ飛び出した...
夏目漱石 「それから」
...御盆に水瓜を山盛りにして持ってくる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...出戻(でもど)り乍ら二十四五の良い年増盛りを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...命の宴(うたげ)に酒盛りをしていたが...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...手が動くにつれて盛りあがった乳房が生まなまとした感覚をそそりたてるようである...
矢田津世子 「父」
...生(な)り盛りは過ぎているが...
山本周五郎 「桑の木物語」
...それが上から上へと盛りあがって...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...どんな暑い盛りに咲いてゐてもこの花には秋のこころが動いてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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