...盗人が盗人を捉(とら)えようとした...
芥川龍之介 「報恩記」
...マントルはわたしのを盗んだのです...
芥川龍之介 「三つの宝」
...有名な紳士盗賊アルセーヌ・ルパンだと申したのです」伯爵は...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...私の顔をそっと盗み見て...
太宰治 「鴎」
...盗んだとは言いません...
太宰治 「乞食学生」
...「兄さんがいなくなった後で、盗賊が入って、嫂(ねえ)さんを殺して、腸(はらわた)を刳(えぐ)って逃げたのですが、じつに惨酷(ざんこく)な殺しかたでしたよ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...それらの男は盗賊の隠語を使っていたのである(訳者注 以下の会話は隠語にてなされ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...盗みも隠しもしねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...物を盗(と)りに来て物を置いて行った盗賊の間抜けぶりも笑止といえば笑止だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが怪盗風太郎の正体とは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...義兄荻野左仲の眼を盗んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ダイヤを盗っても何が出来ますか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...自分の家から痛風の痛み・嫉妬・あるいはその下僕が盗みをしたという不愉快な気持・をかかえて来た裁判官があるとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...男子は苦力にもなり、盗人にもなり、一定の職は無いと云ふ事である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...へえ、それがね、もし旦那え、と芝居がかつた台詞になつてから、こちらの閾を跨いで外へ出られないと云ふのは、実は旦那、人殺しこそしてゐませんが、夜盗、かつさり、家尻切、悪いに悪いと云ふことを仕尽しまして、五尺の体の置きどころのない身の上でございますと云ふと、主人は驚いて、そんな悪いことをしさうな方でもないやうな方だと云ひます...
吉井勇 「或る日の小せん」
...「――大事な軍馬を数多強盗に奪われましたと...
吉川英治 「三国志」
...盗賊の手か何かで市販に出されたのを聞くと...
吉川英治 「私本太平記」
...盗賊めがっ」「お父様っ……」ふいに...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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