...月の盈虧(みちかけ)と月蝕とを混同しているという事実を記録せねばならぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
......
武田祐吉 「古事記」
...楮(かぞ)を浸すために盈々(なみなみ)と湛(たた)えられた水が生暖(なまあたた)かくぬるんでいた...
徳田秋声 「あらくれ」
...「椎が実(な)った! 椎が実った!」驩喜(かんき)の声が家に盈(み)ちた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...忽チ見ル一楼上人影紙障ニ満チ履靴戸内ニ盈ツルヲ...
成島柳北 「他山の石」
...半ば落葉を盈たしたる籠を負ひ...
正岡子規 「花枕」
...字(あざな)は伯盈(はくえい)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昌盈はこれに死した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...器(うつわ)は盈(み)ちた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...雪解け春来(きた)り水盈(み)ち稲茂り...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...曾ては日本に此種の文芸の盈ち溢れて居た時代もあったのである...
柳田國男 「夢と文芸」
...感謝に盈(み)ちあふれていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...月盈(み)たぬうちに早産したせいだとか...
吉川英治 「剣の四君子」
...蜀の国始まって以来の盈光(えいこう)が全土にみなぎった...
吉川英治 「三国志」
...いつも庶民のにおいが盈(み)ちていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い血色に盈(み)ちていたし...
吉川英治 「親鸞」
...平和に盈(み)ちていた...
吉川英治 「茶漬三略」
...歓びに盈(み)ちあふれて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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