...御綱栢を御船に積み盈(み)てて還りいでます時に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...攻めようとする時は潮の盈ちる珠を出して溺らせ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
......
武田祐吉 「古事記」
...地とこれに盈てる物はわがものなり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...この中に盈(み)たし...
中島敦 「悟浄出世」
...それは山陽が築山捧盈(つきやまほうえい)に与へた書に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は「此本章句方法、彰々全整、而筆勢生動、盈満行界、銭氏所謂原書是也、可謂希世之本哉」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その二百七十六渡辺昌盈(しやうえい)も亦...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昌盈は其本姓を知らない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これを沽(う)つたものの昌盈なるを知つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昌盈は懼れて救を川金に請うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昌盈をして己に代らしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾ては日本に此種の文芸の盈ち溢れて居た時代もあったのである...
柳田國男 「夢と文芸」
...瓢兮(や)瓢兮吾れ汝を愛す汝能(よ)く酒を愛して天に愧(は)ぢず消息盈虚(えいきょ)時と与(とも)に移る酒ある時跪座(きざ)し酒なき時顛(ころ)ぶ汝の跪座する時吾れ未だ酔はず汝まさに顛ばんとする時吾れ眠らんと欲す 一酔一眠吾が事足る世上の窮通何処(いづく)の辺「世上の窮通何処の辺」そっと口のなかで返唱したかれは...
山本周五郎 「新潮記」
...蜀の国始まって以来の盈光(えいこう)が全土にみなぎった...
吉川英治 「三国志」
...いつも庶民のにおいが盈(み)ちていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い血色に盈(み)ちていたし...
吉川英治 「親鸞」
...盈(み)ち満(み)つところ……」と...
吉川英治 「平の将門」
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