例文・使い方一覧でみる「盃洗」の意味

...それから二人の間にある盃洗（はいせん）の水の冷たい光――女中の運ぶ燭台の火が... それから二人の間にある盃洗の水の冷たい光――女中の運ぶ燭台の火がの読み方
芥川龍之介「鼠小僧次郎吉」

...循環小数みたいですね」もとよりそこに盃洗などはなかった... 循環小数みたいですね」もとよりそこに盃洗などはなかったの読み方
有島武郎「星座」

...そこにあつた椀の中のものを盃洗にあけると... そこにあつた椀の中のものを盃洗にあけるとの読み方
有島武郎「骨」

...盃洗でひっかけたり... 盃洗でひっかけたりの読み方
石川欣一「可愛い山」

...密と盃洗を持つて來て... 密と盃洗を持つて來ての読み方
石川啄木「菊池君」

...盃洗が出るとなっては... 盃洗が出るとなってはの読み方
泉鏡花「薄紅梅」

...芳太郎はそこにあった盃洗（はいせん）を取って投げつけるし... 芳太郎はそこにあった盃洗を取って投げつけるしの読み方
徳田秋声「足迹」

...その頃この辺の矢場の奥座敷に昼遊びせし時肱掛窓（ひじかけまど）の側（そば）に置きたる盃洗（はいせん）の水にいかなるはづみにや屋根を蔽ふ老樹の梢を越して... その頃この辺の矢場の奥座敷に昼遊びせし時肱掛窓の側に置きたる盃洗の水にいかなるはづみにや屋根を蔽ふ老樹の梢を越しての読み方
永井荷風「葡萄棚」

...盃洗は床柱に当ってガッチと砕ける... 盃洗は床柱に当ってガッチと砕けるの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...盃洗にあけてしまったようだな」津田孫太郎は応えました... 盃洗にあけてしまったようだな」津田孫太郎は応えましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...罪な面だ」広蓋へ小鉢物と盃洗をのせて持ち出して来た小間使へ... 罪な面だ」広蓋へ小鉢物と盃洗をのせて持ち出して来た小間使への読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...それをかたわらの盃洗の水の中に浸しながら... それをかたわらの盃洗の水の中に浸しながらの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...最後にあなたが手をくだして盃洗の水をひっかけたのはまずかった」「畜生ッ」「なんて言ったって...
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...「なにかはいってますか」栄二は盃の酒を盃洗（はいせん）へあけ... 「なにかはいってますか」栄二は盃の酒を盃洗へあけの読み方
山本周五郎「さぶ」

...盃洗（はいせん）... 盃洗の読み方
夢野久作「名君忠之」

...盃洗（はいせん）の水を……... 盃洗の水を……の読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...盃洗（はいせん）へ手をのばしながら... 盃洗へ手をのばしながらの読み方
吉川英治「松のや露八」

「盃洗」の読みかた

「盃洗」の書き方・書き順

いろんなフォントで「盃洗」