...被布姿で前にかしこまっている画家に盃を勧めた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...はっきりは言えないがね」俺は盃をあげて...
高見順 「いやな感じ」
...久しぶりに酒盃をとりかはす...
種田山頭火 「其中日記」
...彼等は火酒の盃に酔って...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
... 220その盃は門出にわれ邸中に殘しきぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...酒盃擧ぐれど*ネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二重の盃に酌みとりて注ぎて大地潤しつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...程よく盃をあけてる彼は...
豊島与志雄 「立枯れ」
...その手がまた有心無心(うしんむしん)に盃に触れる...
中里介山 「大菩薩峠」
...盃を置いて赤崎才市の方へ膝を寄せるのでした...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...目下から目上に盃を差すのは礼儀ではない...
久生十蘭 「ひどい煙」
...盃を取り上げると無愛想なようすで無言のまま幸田の方へ差し出す...
久生十蘭 「魔都」
...私にもその盃でいただかせて下さい...
柳田国男 「海上の道」
...おっと来た」亭主が燗徳利と盃(さかずき)を二つ持って来るのを...
山本周五郎 「お美津簪」
...盃を持とうとはしなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いきなりその盃を鼻に当て...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...盃をとらそう...
吉川英治 「上杉謙信」
...盃の重なるにつれて湧いて来た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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