...貞操は一つの切子硝子(カットグラス)の菓子皿なのです...
池谷信三郎 「橋」
...当番の水兵が一人皿を洗っている...
石川欣一 「比島投降記」
...卓子(テーブル)の上に置いてある灰皿だの百科辞典などが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...チキンの皿を抱えながら...
海野十三 「空襲葬送曲」
...茶碗に水漬の飯を盛り皿には一撮(つま)みの塩も入れてあった...
田中貢太郎 「義人の姿」
...中世紀から伝わっている古い英吉利(イギリス)の皿が十二枚そろっていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...冷やっこをべつに皿に分けて取ってくれた...
田山花袋 「田舎教師」
...そうして皿をたたきながら何かしら不平を言っているようである...
寺田寅彦 「柿の種」
...鏡、水晶器具、ガラス器具、皿、磁器、陶器、土器、金銀細工物、銀の器具など、すべてが輝き笑っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...節太(ふしぶと)の手を皿の上に翳(かざ)して...
夏目漱石 「坑夫」
...きっと隠しているんですよ」「何が?」叔父はようやく皿から眼を上げて...
夏目漱石 「明暗」
...行灯(あんどん)の皿を一杯空(から)にするほど」「時刻は?」「亥刻(よつ)半そこそこ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何枚も皿を持つ事が恐ろしくなっている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...へっついの火皿を二段に組んで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...金の盆(ぼん)と銀のお皿(さら)をもって...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「青ひげ」
...ボオイが再び皿を運んで来ながら私の部屋の前を通るのを待っていた...
堀辰雄 「旅の絵」
...菊形の菓子皿へバターを敷いて入れてテンピの中で十五分間ばかり焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...十七年忌には蓮華形皿(れんげがたさら)十三枚男女名取中の寄附があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
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