...盆とか皿とか手燭とか...
芥川龍之介 「上海游記」
...お皿なかまは、みんなうれしがって、ちゃらちゃらいいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「ひこうかばん」
...皿をそれぞれ徹底的に清めて膳に置くと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...死者の前にあった小卓子の上に並んでいる皿や酒壜や灰皿などの写真を小林の手へ渡し「このテーブルの上に二十七点ばかりの品物がのっていますがね...
海野十三 「地獄の使者」
...その時お菊のしまつしているのは主人が秘蔵の南京古渡(なんきんこわたり)の皿であった...
田中貢太郎 「皿屋敷」
...食後の卓上に食い残しの皿が増したこと...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...焦げたものが十(とお)ばかり皿(さら)の中に並んでいる...
夏目漱石 「三四郎」
...手に大きい皿(さら)を持って出て来たが...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...主人にいいつけられて御馳走(ごちそう)のはいった皿(さら)を持って来た...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...「乾山(けんざん)の皿はどっさりあったのだが...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...「なにしろ、お医者に言われると、ちゃんと、もう十年にもなりますでしょう、家(うち)にいれば、お午飯(ひる)は、ビフテキ一皿と、葡萄(ぶどう)が六顆(むっつ)ばかり...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...ぺろりと母親の分まで鰻を食べてしまふと、その食べがらを片づけるでもなく、湯がしんしんと沸いてくると、齒ブラシの立ててあるコップをほんのかたばかりにゆすいで、灰皿へあけると、熱い湯をついで、唇をとがらしてふうふう吹きながら飮んでゐる、娘の部屋には一つまみの茶の葉もないのだ...
林芙美子 「暗い花」
...スープを皿に注(つ)いだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...數列の並べられた白蝋製の皿が赤々と燃える泥炭の火を映(うつ)して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...上帝彼を愍(あわれ)み一犬に教えたからその犬皿より退き彼を招いた...
南方熊楠 「十二支考」
...お膳(ぜん)やお皿は中川君から借りて来たしと外(ほか)に入要(いりよう)の者は何だろう...
村井弦斎 「食道楽」
...そこにはまだ皿や酒瓶が並んでいた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...たかだか受け皿を手に持って風呂屋まわりをしたり...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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