...明眸皓歯(めいぼうこうし)...
橘外男 「雷嫌いの話」
...居(を)るに明眸皓歯(めいぼうかうし)あり...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...唇(くちびる)をまれに漏るる歯はまばゆきまで皓(しろ)くみがきぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...明眸皓歯(めいぼうこうし)とはまさにこの君の御事と思わせられた...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...笑ふと小粒な皓い齒が清潔さうで可愛い娘であつた...
林芙美子 「なぐさめ」
...聞く者なくて天上のお月さまさも皓々(かう/\)と照し給ふを寒(さぶ)いと言ふ事知らぬ身なれば只こゝちよく爽(さわやか)にて...
樋口一葉 「わかれ道」
...ただひとり月のみは相も変らず皓々として...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そのころ十四五歳の少年だつた私は薔薇いろに頬かゞやかした小作りの明眸皓歯...
正岡容 「浅草燈籠」
...――明るく皓(しろ)い初夏(はつなつ)の日ざしが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...星の光なんか吹っとばされたように月の光が皓々です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...童子は皓(しろ)い歯をあらわして弱々しく笑いました...
室生犀星 「あじゃり」
...林岫皓然...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...抽斎の祖父本皓(ほんかう)の実子で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...本皓の妻登勢(とせ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...本皓は令図を同藩の医小野道秀(おのどうしゅう)の許(もと)へ養子に遣(や)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
......
柳田国男 「海上の道」
...皓々(こうこう)たる刀林(とうりん)をどよませてきたのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ガラスの反射を受けた皓歯が...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
便利!手書き漢字入力検索