...寄(よ)れば触(さは)れば高慢(かうまん)の舌(した)爛(たゞら)してヤレ沙翁(シヱークスピーヤ)は造化(ざうくわ)の一人子(ひとりご)であると胴羅魔声(どらまごゑ)を振染(ふりしぼ)り西鶴(さいくわく)は九皐(きうかう)に鳶(とんび)トロヽを舞(ま)ふと飛(と)ンだ通(つう)を抜(ぬ)かし...
三文字屋金平 「為文学者経」
...皐月も半ばを過ぎた今日この頃...
薄田泣菫 「森の声」
...躑躅(つつじ)と皐月が多くなった...
田中貢太郎 「藤の瓔珞」
...鉢の子の中の冬村君新婚の祝句として・青葉に青葉が二つのかげ・竹の子の竹になつてならんでゐる・空は皐月の...
種田山頭火 「行乞記」
...皐月(さつき)の風(かぜ)に育(そだ)てられて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...富永の弟に荒木蘭皐といふ人がありまして...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...二番目が池田に養子に行つた荒木蘭皐...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...其弟の蘭皐は池田の荒木といふ家に養子に行つたが...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...實は禹稷皐陶を三后とするのも...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...典謨中皐陶謨は最も新らしき要素を含んだものであると思ふ...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...冬の夜には月中落葉を踏んで将に臨皐(りんこう)に帰らんとするの坡公(はこう)を思う事あり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...この句には「かの東皐(とうこう)に登れば」という前書が付いているが...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...江戸ツ子は皐月(さつき)の鯉の吹き流しなどと...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...今日にして浅草宮戸座は、黙阿弥、三世如皐、其水、新七らが特定狂言の研究室であつた、図書館であつた、宝庫であつたとも亦云へよう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...己(おのれ)の妹に仕立てたる武智の姫君皐月(さつき)を人質にとられしため力及ばず「武智の姫は汝(なんじ)の娘のつもりにて尼になす」と云ふ淀の方の言葉をきき「思ひおく事更になし」と...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...「歳乙亥、余※役江戸邸、一日趨白川老公招飲、酒間公手親折梅一枝、又作和歌并以賜余、余捧持而退、置于几上、翌日隣舎郎来云、賢侯之賜、宜接換移栽故園、不容徒委萎※、余従其言、及帰留托友人石子道、以佗日郵致、越戊寅春、余在京、会備中人小野梅舎至自江戸、訪余僑居、携一盆卉、視之乃曩所留者也、余驚且喜、梅舎与余、無半面之識、而千里帯来、其意一何厚也、既帰欲遺一物以表謝意、至今未果、頃友人泉蔵来話及其事、意似譴魯皐、因先賦此詩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文の端に皐月(さつき)なかばの晴れた日に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...くびが堯の時の大理の皐陶に似...
和辻哲郎 「孔子」
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