...私は皐月さんの仰云(おっしゃ)るやうに親になる資格のないものが子供を生むと云ふことは...
伊藤野枝 「私信」
...皐月さんが仰云るやうに一と月のうちにでもどの位無数の卵細胞が無駄になつてゐるかしれないうちから...
伊藤野枝 「私信」
...□平塚さんは十二月号の安田皐月(さつき)さんの『生きることゝ貞操と』を読んで考へついたことがあるし生田花世(いくたはなよ)さんについて何時も考へてゐたこともあるから...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年一月号)」
...□安田皐月様は誠に止むを得ない理由で彼(あ)の店をお止になりました...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年一月号)」
...□安田皐月氏は原田潤(じゅん)氏と結婚なさいました...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年二月号)」
...それを見にいつては皐月さんに失礼ですが...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一二月号)」
...躑躅(つつじ)と皐月が多くなった...
田中貢太郎 「藤の瓔珞」
...鉢の子の中の冬村君新婚の祝句として・青葉に青葉が二つのかげ・竹の子の竹になつてならんでゐる・空は皐月の...
種田山頭火 「行乞記」
...池田の人がひどくその荒木蘭皐の關係と共に富永贔負でありまして...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...多分仲基の弟荒木蘭皐が書いたのでありませう...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...典謨中皐陶謨は最も新らしき要素を含んだものであると思ふ...
内藤湖南 「尚書稽疑」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟我も雛罌粟作者夫妻の巴里に遊んだのは欧洲大戦以前の爛熟時代で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...当時の歌の ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君もコクリコ我もコクリコ の大に盛なのに対し...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...例へば五月雨を詠ずるに雲濡れて温泉(ゆ)を吐く川や皐月雨(さつきあめ)春来山陰(やまかげ)に湖暗し五月雨(さつきあめ)吟江と大きく深くのみものせず...
正岡子規 「俳諧大要」
...三日の暮方に成皐に到る...
南方熊楠 「十二支考」
...「歳乙亥、余※役江戸邸、一日趨白川老公招飲、酒間公手親折梅一枝、又作和歌并以賜余、余捧持而退、置于几上、翌日隣舎郎来云、賢侯之賜、宜接換移栽故園、不容徒委萎※、余従其言、及帰留托友人石子道、以佗日郵致、越戊寅春、余在京、会備中人小野梅舎至自江戸、訪余僑居、携一盆卉、視之乃曩所留者也、余驚且喜、梅舎与余、無半面之識、而千里帯来、其意一何厚也、既帰欲遺一物以表謝意、至今未果、頃友人泉蔵来話及其事、意似譴魯皐、因先賦此詩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...動物画の名人列伝烏の糞と同居した暁斎古来動物の画では、古永徳、応挙、岸駒等の虎、祖仙の猿など有名で、明治になっては雅邦、翠石の虎、東皐、春草の猫、金鳳の狸、栖鳳の猿など聞えている...
山本笑月 「明治世相百話」
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