...その皈りがけを道草を...
泉鏡花 「遺稿」
...あの海岸を辿って皈った...
泉鏡花 「遺稿」
...なきながら子をくわえて皈(かえ)って行(ゆ)く...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...日もはや暮(くれ)なんとすれば空(むな)しく家に皈(かへ)りしか/\のよし母に語(かた)りければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...道のつかれもわすれてうれしく元(もと)の炉(ろ)の横座(よこざ)に皈りし(ゐろりはよこを上座とするは田舎のならひなり)に...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...もはややめて皈(かへ)り玉へ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...時うつれども皈(かへ)りきたらず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...弘法(ぐほふ)廿五年御歳六十の時洛(みやこ)に皈(かへり)玉へり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...五年たちてのち嘉元(かげん)元年為兼卿皈洛(きらく)ありて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...後(のち)生国に皈(かへ)り大浦の蓮花寺に住し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...夜行で皈庵...
種田山頭火 「旅日記」
...家族に半病人がある上に下婢が病氣で自宅に皈るといふ始末で...
朝永三十郎 「學究漫録」
...皈(かへ)つたらば此處(こゝ)へ來(こ)い...
樋口一葉 「にごりえ」
...皈つたらば此処へ来い...
樋口一葉 「にごりえ」
...団子坂へ行く者皈(かえ)る者が茲処(ここ)で落合うので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...其日の暮るる時また皈り來り其岩窟に棲むよし...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...皈りの自動車の中で紀久子はとりとめもなくおきえさんのことを考えていた...
矢田津世子 「父」
...おきえさんは紀久子へ手土産を持って皈るのが慣しになった...
矢田津世子 「父」
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