...それとても行くとも皈るともなく然として獨り佇むばかりで...
泉鏡花 「遺稿」
...宿へ皈(もど)ると...
泉鏡花 「遺稿」
...その皈(かえ)りがけを道草を...
泉鏡花 「遺稿」
...水は地の全体(ぜんたい)なれば元(もと)の地に皈(かへる)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...其夜四更(しかう)の頃(ころ)にいたれども主人(あるじ)は皈(かへ)らず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...やがて娘の母皈(かへ)り来りおはたやに娘のをらぬを見ていぶかり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...志願(しぐわん)の所にまうでたる皈(かへ)るさなど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...心えたるはとて立皈(かへ)りぬ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...心に足(た)るほどにいたればそのまゝに積(つみ)おきて家に皈(かへ)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...余(よ)越後より江戸へ皈(かへ)る時高田の城下を通(とほり)しが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...皈家(きか)を急(いそぎ)しゆゑ剌(し)を入れざりしは今に遺憾(ゐかん)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...双親(ふたおや)皈(かへ)り来りて膝(ひざ)を双(ならべ)て人の家に在(あ)らんは心も安からじとて諾(うけがは)ず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...いよ/\皈ります...
種田山頭火 「旅日記」
...皈(かへ)りの遅きを母の親案じて尋ねに来てくれたをば時機(しほ)に家へは戻つたれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...「お皈(かえん)なさい...
二葉亭四迷 「浮雲」
...同月五日七ツ時に伯州米子に皈着せり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...「皈ってもよろしい」と云った...
矢田津世子 「父」
...外へ出ても前のように手土産を持ち皈らなくなったおきえさんの...
矢田津世子 「父」
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