...皆目見当がつかない...
...彼が皆目どこで暮らしているか知りません...
...この問題には皆目取り組み方が見つからない...
...皆目同じ考え方をするわけにはいかない...
...皆目目標を立てよう...
...家出(いえで)をしたきり皆目(かいもく)行方(ゆくえ)が判(わか)らないのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...皆目新しきものゝみなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...プッ」若い尼は皆目(かいもく)眼も呉れず頭をさげてひたすら歩いた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...皆目(かいもく)消息がしれなかった...
海野十三 「空中墳墓」
...どこでどんな目に遭ったのか皆目分らせんのじゃ」「やはり様子が知れぬかのう」「甲虫甲虫と譫言をいうとるがのう...
海野十三 「地球盗難」
...名人になれるかどうかも皆目判らない時分さ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...皆目(かいもく)俺には分らないが...
高見順 「いやな感じ」
...それが皆目(かいもく)判らない...
中島敦 「文字禍」
...態度や動作によつて皆目評されない人がある...
中原中也 「高橋新吉論」
...「この子は迷ひ子で今朝から私につき歩いてゐるのです」僕はその男が皆目わけの分らぬ状態のなかにゐる感動から...
原民喜 「火の子供」
...そして皆目意識が朦朧としてしまひ...
牧野信一 「初夏通信」
...皆目手がゝりもつかぬのであつた...
牧野信一 「冬物語」
...皆目(ま)勝ちて相問うことを得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...皆目お行方が知れぬとやらで...
吉川英治 「剣難女難」
...皆目(かいもく)知れないので...
吉川英治 「三国志」
...何の事件か皆目知れず...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...皆目行方が知れなくなった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この暗所に棲(す)みなれている世阿弥の眸は、自然生理的に、闇の中でも見とおしが利(き)く筈だが、お十夜には、皆目、対手(あいて)の見当がつかない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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