...皆目見当がつかない...
...彼が皆目どこで暮らしているか知りません...
...この問題には皆目取り組み方が見つからない...
...皆目同じ考え方をするわけにはいかない...
...皆目目標を立てよう...
...どこでどんな目に遭ったのか皆目分らせんのじゃ」「やはり様子が知れぬかのう」「甲虫甲虫と譫言をいうとるがのう...
海野十三 「地球盗難」
...名人になれるかどうかも皆目判らない時分さ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...見物の側からは踊り手が皆目判らなかつた...
田畑修一郎 「盆踊り」
...政吉 心当りは皆目(かいもく)ねえが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...皆目尻に冷嘲を含んで私が消えたら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...本官は近眼でしてね、あなたが鼻の先に立たれても、ぼんやりお顔はわかりますが、鼻も髯も、皆目、見分けがつきません...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...自分が何を求めてゐるのか皆目わからず...
平田禿木 「趣味としての読書」
...もっとせっせと垢(あか)おとしをやっているところのつやについては皆目めがつかぬ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...皆目まだ眼鼻も立っていない...
横光利一 「夜の靴」
...皆目見当もつきません...
吉川英治 「江戸三国志」
...皆目(かいもく)...
吉川英治 「私本太平記」
...おれもあちこち聞き歩いてみたのだが」「わからぬのか」「皆目(かいもく)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...――で江戸へ出て参りましたが、もう路銀も尽きました上に、養母のお咲と一平が、どこに暮しているものか、皆目、見当はつきませず、途方に暮れた末親方の部屋でお世話になるようなことになりました」「そうか、じゃ二百両もする安南絵の壺よりも、その一平という奴の首を探して帰った方が、侍らしいし、第一、無償(ただ)だから手に入れ易いというものだ」「ところが生憎(あいにく)なんです」「何が生憎だ」「父が弱かったせいか、私も御覧の通りな虚弱でして、所詮(しょせん)、左様なことが出来るかどうか、心配に堪えませんので」「おいおい左次さん、七十石の小禄でも、侍の息子じゃねえか...
吉川英治 「醤油仏」
...この暗所に棲(す)みなれている世阿弥の眸は、自然生理的に、闇の中でも見とおしが利(き)く筈だが、お十夜には、皆目、対手(あいて)の見当がつかない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かれには皆目予備知識がない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...皆目わからないのですが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵とやらの足どりが今のところ皆目...
吉川英治 「宮本武蔵」
...皆目(かいもく)五里霧中の状態なので...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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