...皆々仕事をしていると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...皆々気を揉(も)んで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...」と皆々あきれ、かつは感嘆した...
太宰治 「酒の追憶」
...「昨年中はあまりに御無沙汰(ごぶさた)致し候(そうろう)ところ伯父さまにはすこやかに月も凍るしべりやの野においでになり露助を捕虜(ほりょ)になされその上名誉ある決死隊に御はいりなされたそうですがかねての御気象さもございましょうとかげながら皆々にて御うわさいたして居りました猶(なお)申上ぐるまでもなく今後共に御身体(からだ)を御大切に我が...
太宰治 「惜別」
...ましてそう云う風にして皆々様のお気に召したら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...御許様(おんもとさま)御家内皆々様には御変りも御座いませんか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
......
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...皆々おどれ」と言い出でました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二つの故障は、駒井甚三郎が言下に受入れて、では作業の第二日を全部、難船の施餓鬼(せがき)と、不浄のはらいとに用いようということになり、そこで直ちに、明日は施餓鬼と祓浄(はらいきよ)めとの触れが廻ると、皆々、一年一度の祭礼にでもとりかかるの意気込みでその用意にかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...岡野ト聞クト皆々破談ニナリマシタガ...
中里介山 「大菩薩峠」
...……さて、皆々さま、これなるは、突(つき)鯨の寄(より)鯨の流(ながれ)鯨のとそんな有りふれた鯨ではござりませぬ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...倭兵が近づいてきたぞ!皆々 逃げろ...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...皆々はそつと私の思案顔をそのまゝにして...
牧野信一 「歌へる日まで」
...皆々思ひをこらして...
牧野信一 「馬上の春」
...皆々笑ふ...
子規 「闇汁圖解」
...皆々大いに驚き、すわや我家の焼け失せぬらん、一刻も早く帰るべしと言うより、各(おのおの)我一(われいち)と船を早めて家に帰りたるに、陸には何のかわりたることもなし...
武者金吉 「地震なまず」
...福山辺(へんより)長崎へ参候輩も皆々無事也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...皆々にも、死出のお供、おくれませぬように」と、残る人々を励まして、すぐことばの下に、自分も刃を仰いで仆れた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索