...皆々まず大道商人となって...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...皆々階段を下りて行く...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...皆々の覚悟はできたのだ...
海野十三 「火星探険」
...第十五階選士の皆々さま...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...(皆々代る/″\長者に近づきて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...左側の水楼に坐して此方(こっち)を見る老人のあればきっと中風(ちゅうぶう)よとはよき見立てと竹村はやせば皆々笑う...
寺田寅彦 「東上記」
...皆々一致して国を固めよかしと...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...皆々続いて水中に飛び入ろうとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ソレデハ損ダト皆々云ッタガ...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆々の持合わせた天分を...
中里介山 「大菩薩峠」
...と言って皆々袖を引止めた程だったから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...皆々もう調子をとつた小走りであつた...
牧野信一 「山を降る一隊」
...廿三日和田岬に来りて皆々放免せらる...
正岡子規 「従軍紀事」
...その由なしとて皆々返しまいらせて道の用意とて大柑子(こうじ)を三つ留めたまえりとぞ...
南方熊楠 「十二支考」
...その処の時の食物を食い猫を鼠皆々食い殺す(『甲斐国妙法寺記』)...
南方熊楠 「十二支考」
...福山辺(へんより)長崎へ参候輩も皆々無事也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万治元戊戌年(つちのえいぬのとし)十二月二日興津弥五右衛門華押(かおう)皆々様この擬書(ぎしょ)は翁草(おきなぐさ)に拠って作ったのであるが...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...(皆々小刀の鞘を払ひて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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