...當面の問題に對して的確な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自己の的確なる目的に向って急がず...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...と言うほどのおそろしく的確なやっつけ方で...
太宰治 「男女同権」
...昔のロマンチツクな不的確な観察から出て来るために...
田山録弥 「小説新論」
...そのやや的確な諸制限にも拘らず...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...対象の的確な理解・認識がなくては焦点を結ばない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...的確な事務的能力をそなえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...必ずしも的確な指標とはなり難いうらみもある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...的確な證據が一つも擧らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殆ど的確な想像で男の逐一な行為を感知してしまったのであった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...わたしの的確な叙述によって驚かし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一々的確な例証を挙げて記述しているのですから驚くべく真剣な研究と考えなければなりません...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...そうして自分一流の的確な推理を働かしてみる事だ……...
夢野久作 「暗黒公使」
...ですから一層的確な意味になりはしませんか」「中々手厳しいね...
夢野久作 「二重心臓」
...農民文藝として的確なヂャンルを打立てゝ來たやうに...
吉江喬松 「山岳美觀」
...まだ的確な情報はないような返答だった...
吉川英治 「私本太平記」
...的確な方向はつかめなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...的確な答が出て来ない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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