...當面の問題に對して的確な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...的確なる証拠というものはなかったけれども...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...この小品の不思議なほどに的確な描写の拠って来るところは...
太宰治 「女の決闘」
...そういう科学の的確な材料は...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...或いはこの期待に対する裏切りの的確な指摘の心算であり...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...夫は云わば白昼に於ける堂々たる出版物だと云うよりも一見目立たずに而も絶大な的確な効果を持つ処のやり方なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...的確な段取りで速かに音もなく為された...
豊島与志雄 「白血球」
...彼がそのうちから一つの的確なものを引き出し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これ以上的確な写生はあるまい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...いつも表の感情が決して的確な地盤の上で組み立てられていないことを...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...そうして自分一流の的確な推理を働かしてみる事だ……...
夢野久作 「暗黒公使」
...以上の行動を以て察する時は何等か的確なる方針の下に...
夢野久作 「暗黒公使」
...二と二を加えて四になる以上に的確なことは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これとても科学的に的確な説明は出来ないと考えられる...
夢野久作 「能とは何か」
...科學者の的確な説明と...
吉江喬松 「山岳美觀」
...「あの首を」と、謙信を目がけて、襲いかかって来たが、的確な目標と、信念ある指揮者がない...
吉川英治 「上杉謙信」
...的確な考証をも併(あわ)せて持っていた...
吉川英治 「親鸞」
...的確な答が出て来ない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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