...人物に的確なる目的を定むることは決して容易の事ではない...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...的確なものと思いました...
太宰治 「自信の無さ」
...自作に就いて的確な説明は...
太宰治 「『東京八景』あとがき」
...昔のロマンチツクな不的確な観察から出て来るために...
田山録弥 「小説新論」
...そのやや的確な諸制限にも拘らず...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...彼はマテリアリストでなければ見出せないいくつかの的確な発見をしている...
戸坂潤 「読書法」
...待ち伏せされてる男は的確な一つの嗅覚(きゅうかく)を持ってるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この恒數の的確なる意味を探し出せば...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...室町以前における的確な音がまだわからないからして...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...ここには的確な予言とともに...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...的確な判断と作戦とを誤らなかった彼ではあった...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...これ以上的確な写生はあるまい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...エイビス」今度だけはある意味器用で万能のエイビスも的確な提案が出来なかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...証拠が不十分なままに私を的確な犯人と睨んでいる証拠である……だから何とかして私を狼狽(ろうばい)さして...
夢野久作 「冗談に殺す」
...そうして自分一流の的確な推理を働かしてみる事だ……...
夢野久作 「暗黒公使」
...農民文藝として的確なヂャンルを打立てゝ來たやうに...
吉江喬松 「山岳美觀」
...的確な謀(はかりごと)をもって...
吉川英治 「三国志」
...的確な方向はつかめなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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