...屋根裏で百足を見つけた...
...百足が怖いので、外に出られない...
...百足が足に這い上がってきた!...
...百足を捕まえて外に放した...
...百足は捕まえると手足を切り落とすと言われている...
...実は巨大な百足が私に降りかかるのであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一日幾百足という規定ではあるが...
大杉栄 「獄中記」
...なんにもないよ雨の水音のきこえだしてわかれるわかれていつた夜なかの畳へ大きな百足それは大きな百足だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...ねむれない夜の百足が這うてきた這うてきて殺された虫の夜がふける日だまりの牛の乳房草の青さで牛をあそばせてゆふべ・てふてふつるまうとするくもり暮れてふるさとのぬかるみをさまよふ五月四日放下着...
種田山頭火 「其中日記」
...汽車が百足(むかで)の樣に隧道を這ひ出して來て...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...疲れ傷ついて将を失った四百足らずの敗兵となって辺塞(へんさい)に辿(たど)りついた...
中島敦 「李陵」
...人気の少い御殿では時々大きい百足(むかで)が廊下を這っていることがある...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...手燭を持ってきてその百足を火箸で押えて...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...昨夜百足屋(むかでや)へ忍込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「百足屋市之助、――お前には兄、お内儀さんには良夫(をつと)だが、近頃になつて放埒(はうらつ)が益々募つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大なり小なり大概の家にはこの百足の姿に擬した凧が大切に保存されてゐた...
牧野信一 「鱗雲」
...私の生家にも前代から持ち伝へられたといふ三間ばかりの長さのある百足凧があつた...
牧野信一 「鱗雲」
...手製で小さな百足凧を製作して子供を悦ばせてやらうと気づいたのである...
牧野信一 「鱗雲」
...果して百足の※(むかで)なり...
南方熊楠 「十二支考」
...蛇だの百足(むかで)だの金ぶんぶんまでお友達かなんかのように思っているんですもの...
水上滝太郎 「果樹」
...お召で」百足(むかで)旗の者が二...
吉川英治 「上杉謙信」
...火の百足虫(むかで)はだんだんに山の尾根をすすんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...停滞車に道を塞(ふさ)がれて百足虫(むかで)のように止まった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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