...まだ二百貫ほど不足でしたから...
芥川龍之介 「報恩記」
...頭上から何百貫という鉄の天井が...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...また石灰を一反歩に百貫も入れることなど種々ですが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...画料数百貫を剰(あま)し得て...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あっ! 百両百貫!」悪党がるほどでもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「百両百貫!」見得(みえ)も外聞も忘れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何にしても何百貫とあるものですから」と言いかけたら...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...檻の天井には百貫目以上の石を吊ってあるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...檻の天井には百貫目以上の石を釣つてあるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...百貫あまりの御影石の下だ――左の小さい楔(くさび)を取ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...百貫近い唐櫃にひしがれて聲も立てずに死んだことでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最後に念のために、もう一度土藏の中を見ましたが、二階の唐櫃の落ちたのは矢張り曲者の巧(たく)みに企(たくら)んだ仕掛けで、大きな雛の道具を入れた箱を持つて、足元を見ずに登つたとすると、必ず第一段目で仕掛けの板を踏み、綱に加はつた力が上に傳はつて、危ふく手摺(てすり)から乘出させた唐櫃が、百貫近い重さで、丁度下にゐる人間の頭の上に落ちるやうになつてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五十貫百貫の荷を引揚げても切れるやうなことはない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蠢爾(しゅんじ)たる昆虫(こんちゅう)が百貫目の鉄槌(てっつい)に撃(う)たるるときにても...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...まるで百貫目の石が足の先にぶら下つてゐるやうな感じで...
北條民雄 「癩院記録」
...長いがあるかのやうに顎を掴み百貫の鉄棒のやうに徐ろに左腕を宙にあげてゐた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...「六百貫をいただいております」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...五百貫であったが...
吉川英治 「新書太閤記」
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