...一百萬円の借入を考えています...
...彼は百萬総出で車を買った...
...その企業は昨年度の売上高が百萬円に到達した...
...あの家は百萬もするそうだ...
...彼女は百萬の富豪の娘だ...
...さうして俺は偉大だぞと云ふ御題目の百萬遍を繰返すことによつて自己を偉大にし得ると妄信してゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自ら末路を早むる所以なるを知らざる韓廷の擧措吾人は寧ろ愍情に堪へざるものに候◎露國議會の解散 凡露國政府は若し國民議會にして海軍再興費を否決するに於ては斷然解散すべしと各議員を威嚇しつゝある由倫敦電報によりて報ぜられ候若し同案を遂行するとせば十ヶ年間に亘り三億一千九百萬磅を要すべく全國の輿論は全たく之に反對しつゝありと申す事に候...
石川啄木 「雲間寸觀」
...公債發行予定額(こうさいはつかうよていがく)を五千九百萬圓(まんゑん)餘(よ)程(ほど)減少(げんせう)して一億(おく)三千八百萬圓(まんゑん)としたのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...百萬坪の地面を願ひ出した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もしあの百萬坪の件が成功すれば...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一切で七百萬しかゐなかつた...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...それから百萬の蚊軍...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ドウシテモコレニシヨウト思ッテ」「イクラダ」「三百萬圓」「何ダッテ」「三百萬圓」「冗談ジャナイ」「冗談ジャナイワヨ」「差当リソンナ金ハナイ」「知ッテルワヨアタシ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...全國に散る百萬の讀者に...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...僕は決してあなたが仰しゃったような未來の百萬長者でもなんでもありません...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...今や氏は千五百萬圓の外債募集に成功したり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今はこの寺は引越して百萬遍の内にあります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...記念館の建築費は千五百萬圓ほどになるさうで...
永井荷風 「鴎外記念館のこと」
...町内の百萬遍(まんべん)の講中が來たのと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相手は三千五百石だらうが百萬石だらうが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かんさんの話ではもうその百萬圓は鷺宮から借り受けて男に渡したといふことだつた...
室生犀星 「渚」
...百萬の富より尊く...
吉川英治 「折々の記」
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