...今戸から橋場(はしば)をぬけて白鬚橋(しらひげばし)を渡ったんです...
海野十三 「白蛇の死」
...白鬚橋を橋場の方へ戻って来ました...
海野十三 「白蛇の死」
...そこには白鬚様があるのでもなし...
大杉栄 「日本脱出記」
...白鬚學士講二孫呉一...
大町桂月 「小石川臺」
...八十八の旧患者は八十一の旧医師と互に白鬚を撫して五十年前崎陽の昔を語ると云う一幕があった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...間もなく白鬚も後にして諸会社から吐き出された職工達の芋を洗うようにこみ合う中を縫うて進んだ...
富田木歩 「小さな旅」
...日本橋区内では○本柳橋(もとやなぎばし)かかりし薬研堀(やげんぼり)の溝渠(震災前埋立)浅草下谷区内では○浅草新堀○御徒町忍川○天王橋かかりし鳥越川(とりごえがわ)○白鬚橋(しらひげばし)瓦斯タンクの辺橋場のおもい川○千束町(せんぞくまち)小松橋かかりし溝○吉原遊郭周囲の鉄漿溝(おはぐろどぶ)○下谷二長町(にちょうまち)竹町辺の溝○三味線堀...
永井荷風 「葛飾土産」
...橋向(はしむこう)にある昔ながらの白鬚神社や水神(すいじん)の祠(ほこら)の眺望までを何やら興味のないものにしているのも無理はない...
永井荷風 「水のながれ」
...百花園(ひゃっかえん)は白鬚神社の背後にあるが...
永井荷風 「水のながれ」
...山野辺は白鬚――」「よし」「何処(どこ)から入りましょう」「何処(どこ)でも入れる――が...
野村胡堂 「十字架観音」
...山野辺右衛門大夫の寮は何処(どこ)だ」「白鬚橋の近所――よく存じております...
野村胡堂 「十字架観音」
...白鬚(しらひげ)の少し上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...即ち九月十三夜の月見の宴を白鬚の寮に催(もよほ)したのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれ夕方は白鬚(しらひげ)あたりに着けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白鬚橋(しらひげばし)から浅草のほうへ戻りはじめた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...その下に白鬚橋が長く反を打って廻燈籠の絵のようであった...
宮本百合子 「九月の或る日」
...あの親爺の白鬚に涼しい風を送ったまでだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...三囲(みめぐり)から白鬚(しらひげ)...
山本笑月 「明治世相百話」
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