...「白露の候」という言葉で、秋の季節の到来を表す...
...白露になると夜間の気温が下がるため、朝晩は肌寒く感じることがある...
...「白露の頃には萩の花」という歌がある...
...今年の白露は例年よりも1週間ほど遅かった...
...白露の時期には、草木の露が白く輝く景色が美しい...
...白露の空をどよもして鳴り渡つた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...萩の葉毎には觸れてこぼれる白露が置いてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そうして白露八月となれば田の稲...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あるいは木の葉の上の白露の玉を色写真にとったり...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...薄に置ける白露を...
大町桂月 「月譜」
...そこでは歩みとは実に白露地への躍進と乗り越えberstieg を意味する...
中井正一 「リズムの構造」
...『古今集』に「白露の色は一つをいかにして秋の木の葉を千々に染むらん」という歌があります...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...なるほど白露は色があるかないか知りませぬが...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
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野口雨情 「雨情民謡百篇」
...白露虫かげろふのあしたはまたぬ命だとたよりは来たがどうしようひとつにはまたひとつにはかすかに白き花でせうしよんぼりとまたひとつにはさびしく咲いた花でせうかなしくもまたふたつには涙に咲いた花でせうかげろふの糸より細き命だとたよりは来たがどうしよう...
野口雨情 「別後」
...白露の玉を見ながらといふこれも平安期の情景の一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...山萵苣(やまぢさの)白露重(しらつゆおもみ)浦経(うらぶるる)心深(こころをふかみ)吾恋不止(わがこひやまず)右二首の歌に在る山治左ならびに山萵苣すなわちヤマヂサという植物につき...
牧野富太郎 「植物記」
...耳を洗うて煙霧模糊の間に白露光あり...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...白露の中にほつかり夜の山湯元に辿(たど)り着けば一人のおのこ袖をひかえていざ給え善(よ)き宿まいらせんという...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...たまたま葉茶壺やありとも知らで行く嵐 宗因天も酔りげにや伊丹(いたみ)の大灯籠 同白露や無分別なる置き処 同蛇柳や心のみだれ飛鳥(あすか)風 露草の如きありといへども...
正岡子規 「古池の句の弁」
...よそへてぞ見るべかりける白露の契りかおきし朝顔の花と言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...繚乱(りょうらん)の秋暗(くら)く更(た)けた曠野の白露(はくろ)を蹴って探りに行った...
吉川英治 「三国志」
...ただ死ねば何事も白露(しらつゆ)と消えましょう...
吉川英治 「私本太平記」
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