...家に白蟻が出ました...
...この家は白蟻の被害があります...
...白蟻駆除業者を呼ぶべきです...
...白蟻は木材を食べます...
...建物の基礎に対する白蟻対策が必要です...
...材木を蝕ふがために白蟻を燒くとは何ぞ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...「まさか白蟻がセメントを喰べやしまいし...
海野十三 「○○獣」
...おれは白蟻のように噛み切ることはできないおれは飛行機のように軽快に空を飛ぶことはできないだが脳髄の中の空間に飛行船を遊歩させることはできる現在の頁を空白に削りとられた者の前には明日の希望が堂々と逍遥し始めるのぞき窓からのぞき込む鋭い二つの目も希望の青空を漂泊するおれの飛行船をのぞき得ないし...
陀田勘助 「おれの飛行船」
...白蟻(しろあり)の糞を拝んだりしているからだ...
田中貢太郎 「春心」
...内地のような木造家屋は地震には比較的安全だが台湾ではすぐに名物の白蟻(しろあり)に食べられてしまうので...
寺田寅彦 「災難雑考」
...白蟻(しろあり)の役目を果たしたのでした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たぶん白蟻(しろあり)という名だったと思うが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仏蘭西の地層から切出した石材のヴェルサイユは火事と暴風(あらし)と白蟻との災禍を恐るる必要なく...
永井荷風 「霊廟」
...何万とも知れない羽根の黄色い家白蟻が...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...和歌山県には従来胡燕(おにつばめ)多く神社に巣くい、白蟻、蚊、蠅を平らぐることおびただし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...」白蟻が畳をくったのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白蟻が大黒柱を如何にしてがらん洞にするか己は知っている...
山本周五郎 「青べか日記」
...白蟻(しろあり)が柱の芯(しん)にくいこむように...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...柱も階段も白蟻(しろあり)に喰われて...
夢野久作 「少女地獄」
...あの半分腐れかかって、倒れかかって、いろいろなガラクタと、白蟻と、ホコリで一パイになっている廃屋は、ちょうどあの海岸通りの四角にスックリと立っている、赤煉瓦(あかれんが)の天主教会が校長先生のいろいろな美徳のホームでありましたように、ずっと以前から校長先生のいろいろな悪徳の巣になっているのでした...
夢野久作 「少女地獄」
...日に透けると白蟻の翅は美しく薄緑に光った...
横光利一 「旅愁」
...白蟻のこんな活動については矢代は前にも...
横光利一 「旅愁」
...白蟻の群のように秩序ある...
横光利一 「旅愁」
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