...また白紙のまま出したりした...
梅崎春生 「狂い凧」
...徹夜しても白紙のままのことが多かった...
原民喜 「忘れがたみ」
...まだ白紙のままの公用紙が一帖...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...書きつぶしたり白紙のままの夥しい紙だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...――なかを白紙のままにしておくのはあんまりよくないだろうと思ったのさ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...白紙のまま先生の前に出すと...
正宗白鳥 「花より団子」
...宮本顕治が一年間の留置場生活から白紙のまま市ヶ谷刑務所へ移されたというニュースが出ていたと...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...顕治は事実を公開の公判廷で陳述することを主張して白紙のまま予審終結をした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日記(にき)ものせんとて買いし冊子(さっし)もまだ白紙のままなるは...
森鴎外 「舞姫」
...ただ初めの二頁ばかりを記入してあとは白紙のままの九月分を見出したままであった...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...その白紙のままといっていい純真な烏帽子(えぼし)顔にある黒い二つのひとみを...
吉川英治 「私本太平記」
...「もとより白紙のままで殿のお耳へ入れる気づかいはございません」笑って彼は答えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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