...北原白秋も俳聖と呼ばれることがある...
...北原白秋(きたはらはくしゅう)風の歌を作っていた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...「江戸の横網(よこあみ)鶯の鳴く」と北原白秋(きたはらはくしう)氏の歌つた本所(ほんじよ)さへ今ではもう「歴史的大川端(おほかははた)」に変つてしまつたと言ふ外はない...
芥川龍之介 「本所両国」
...永井荷風氏、吉井勇氏、北原白秋氏、秋田雨雀氏、上田敏氏、小山内薫氏、鈴木三重吉氏...
種田山頭火 「夜長ノート」
...温雅淡白よりも豊艶爛熟を喜ぶ白秋氏...
種田山頭火 「夜長ノート」
...木下杢太郎(きのしたもくたろう)北原白秋(きたはらはくしう)諸家の或時期の詩篇には築地の旧居留地から月島永代橋(つきしまえいたいばし)あたりの生活及び其の風景によつて感興を発したらしく思はれるものが尠(すくな)くなかつた...
永井荷風 「水 附渡船」
...北原白秋氏に捧ぐ珍らしいものをかくしてゐる人への序文萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...北原白秋氏の雜誌「ザムボア」に寄稿してゐた...
萩原朔太郎 「追憶」
...犀星と前後して北原白秋...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...「お前は誰が好き?」「僕は日本の白秋・北原は好きだ...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...たゞちに北原白秋さんを連想する――といふより白秋さんから...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...白秋さんが、三崎から小田原へ移つて何年か經ち、恰も、千鳥の唄をつくられて間もないころではなかつたらうか...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...馬みちの昼の明るさよ浅草の馬道北原白秋が「おもひで」の「足くび」に諷はれてゐる馬道の人形屋のすぐちかくの花川戸で私は三歳から十四歳の秋までを成長した...
正岡容 「浅草燈籠」
...青い蝮売(まむしう)りを思わせるにふさわしいものがあるからだ!きょうのこの日の蝮捕り――渡りあるきの生業(なりはい)の昨日(きのう)の疲れ明日(あす)の首尾と白秋が去りにし日の「蝮捕り」を誦(よ)みつつ...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...紅い夕日の照る阪で我れと泣くよな喇叭(ラッパ)ぶし――と白秋の陶酔したかつての日の東京さえが...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...もうひとつ北原白秋が「思ひ出」「雪と花火」「桐の花」のカラリストとしての苦境を...
正岡容 「わが寄席青春録」
...○北原白秋の『近代風景』はなつかしい...
宮本百合子 「折たく柴」
...さうしてまた北原白秋の「思ひ出」や木下杢太郎の「食後の唄」を...
三好達治 「銀座街頭」
...八月十四日小田原にて北原白秋抒情詩信条(1)汝の瞳孔いま微かなる運動を為す...
室生犀星 「抒情小曲集」
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