...鶸(ひわ)の嘴(くち)がちょっと触っても微(かすか)な菫色(すみれいろ)の痣(あざ)になりそうな白玉椿の清らかに優しい片頬を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...十六伯母さんは「木の実どち」をして遊ばせるといつて白玉椿の実を落してくれたが眼が悪いのと力がないのとで狙ひをはづして枝葉ばかり叩き落した...
中勘助 「銀の匙」
...洗ひあげたる汝が體、白玉椿白き肌...
正岡子規 「花枕」
...(「高砂の尾上(をのへ)に立てる白玉椿(しらたまつばき)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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